リバー・オブ・グラス【Gucchi’s Free School presents:秋の文化芸術週間 2020 ケリー・ライカート監督特集】

上映スケジュール

2020/10/10(土)

ケリー・ライカート監督特集@出町座
10/9(金)18:45(〜20:30終)『ミークス・カットオフ』
▶アフタートーク:渋谷哲也さん(ドイツ映画研究)*リモート登壇

10/10(土)19:15(〜20:30終)『リバー・オブ・グラス』
▶アフタートーク:藤野可織さん(小説家)×降矢聡さん(グッチーズ・フリースクール教頭)

10/11(日)18:45(〜20:30終)『ミークス・カットオフ』

京都みなみ会館
10/11(日)14:00-『オールド・ジョイ』上映
▶アフタートーク:樋口泰人さん(boid主宰、爆音映画祭プロデューサー)×降矢聡さん(グッチーズ・フリースクール教頭)

料金

1500円均一
*出町座会員の方はスタンプ×1あり
*招待券使用不可

上映日の1週間前(同じ曜日)より電話予約受付しております。詳しくは▶こちら◀
日によってご予約多数により売り止めが生じることがありますので、ご注意ください。

10/9(金)アフタートーク:渋谷哲也さん(ドイツ映画研究)*リモート登壇
10/10(土)アフタートーク:藤野可織さん(小説家)×降矢聡さん(グッチーズ・フリースクール教頭)

【ご注意事項】
*映画ご鑑賞の電話予約を受け付けております。詳しくは▶こちら◀
*トークはフロアを移動して実施します。
*当日朝からトーク参加整理券を配布します。
*当日の上映プログラムご鑑賞とあわせ、そのままご参加いただけます。ただし参加整理券を受付でお求めください。


**ただいま感染症拡大予防のご案内をしております。▶こちら◀
**いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しは致しません。
**無断で撮影・録音を行う、感染症予防対策に準じていただけない等、非常識な行動が見受けられた際は、当方の判断でご退出いただく場合があります。

ロードの無いロード・ムービー
愛の無いラブ・ストーリー
犯罪の無い犯罪映画

【ABOUT A FILM】

『リバー・オブ・グラス』(1994)は、ケリー・ライカートの悲観的で、おかしな長編デビュー作だ。脚本兼監督のライカートは自身が刑事の父親と麻薬取締官の母親とともに育った、思春期の舞台である南フロリダの郊外の風景に戻ってきた。16mmで撮られたこの物語は、リサ・ボウマン演じる不満のつもった主婦コージー、そして本作プロデューサー兼編集でも務める期待の新人、ラリー・フェセンデン演じる目標もない怠け者のリーに降りかかる災難を描く。ライカートが「道のないロードムービー、愛のない恋愛映画、犯罪のない犯罪映画」と描写するこの『リバー・オブ・グラス』で観客が見つけるのは、すでに自らの技術を自在に扱い、特徴的なスタイルを確立している一人の監督だ。

【STORY】

30才のコージーは何もない場所に住んでいる。フロリダのブロワード郡の、1エーカーの湿地に建つ、平屋建ての家。マイアミとエバーグレーズに挟まれたどこにでもあるような土地で、15マイル置きにショッピングモールが建っている。コージーはかなりの空想家だ。人のいい夫婦が大きなステーションワゴンでやって来て自分の子供たちを引き取っていくこと、そうして彼女自身が新しい人生を始められるということを、延々と夢見ている。
コージーの父はデイド郡(1997年にマイアミ・デイド郡に改名)のマイアミ警察署の刑事だ。50代半ばのライダーは注意散漫なタイプで、夜勤で働いては、昼間はジャズクラブでジンを飲んで過ごしている。最近、彼は飲みすぎて銃を(また)どこかに置き忘れたようで、見つかるまで停職を食らっている。だがライダーにとっては困ったことに、リー・レイ・ハロルドという謎の、夢もない負け犬が彼の銃を見つけてしまっていた。

 


 

【Gucchi’s Free School presents:秋の文化芸術週間 2020 ケリー・ライカート監督特集】
京都編:出町座(『リバー・オブ・グラス』『ミークス・カットオフ』)×京都みなみ会館(『オールド・ジョイ』)
全体の詳細は画像クリック!

1994年/USA/73分

監督・脚本:ケリー・ライカート
製作:ジェシー・ハートマン、ケリー・ライカート
撮影:ジム・ドゥノー
編集:ラリー・フェセンデン
音楽:ジョン・ヒル

出演:リサ・ドナルドソン(リサ・ボウマン名義)、ラリー・フェセンデン、ディック・ラッセル、スタン・カプラン、マイケル・ブシェミ