Gucchi’s Free School presents：秋の文化芸術週間 2020 ケリー・ライカート監督特集
カンヌ・ヴェネチア・ベルリンをはじめ国際的に評価され、
アメリカ映画において独自の地位を築いている映画監督ケリー・ライカート。
特にインディペンデント映画作家として、現在世界でもっとも重要な人物であるにもかかわらず、
日本では、いままでいくつかの作品がソフトスルーされるにとどまり、正式な公開には至っていません。
「秋の文化芸術週間 2020 ケリー・ライカート監督特集」では、
ケリー監督の長編デビュー作『リバー・オブ・グラス』
ミュージシャンのウィル・オールダムをキャストに迎えた、ジョナサン・レイモンドの短編の映画化『オールド・ ジョイ』
開拓時代の西部を女性たちの視点から描き出す意欲作『ミークス・カットオフ』
を日本初上映致します。
【作家紹介】ケリー・ライカート監督
1994年に映画監督として初の長編映画『リバー・オブ・グラス』を発表し、サンダンス映画祭やベルリン国際映画祭にセレクションされる。
そのほか、フィルム・コメント誌やヴィレッジ・ヴォイス誌などで年間ベストにも選出され、大いに注目を集める。
その後12年間の間はごくプライベートな作品のみを制作し、2006年に『オールド・ジョイ』を発表。
各国の映画祭で上映・受賞を果たす。その後『ウェンディ&ルーシー』、『ミークス・カットオフ』、
『ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画』、『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』を監督。
最新作、A24配給の『First Cow』は第70回ベルリン映画祭で上映され、高い評価を得た。
グッチーズ・フリースクールイベント HP : https://gucchis-free-school.com/event/kelly01/
【上映作品】
リバー・オブ・グラス
1994年／USA／73分 *出町座にて10/10（土）19:15-上映！
出演：リサ・ドナルドソン（リサ・ボウマン名義）、ラリー・フェセンデン
ライカートの思春期の経験をベースに、故郷の南フロリダにて16mmフィルムで撮られたデビュー作。
バーで出会った男と逃避行することになる孤独な主婦。
“テレンス・マリックの『地獄の逃避行』に恋い焦がれて”作ったという
「ロードの無いロード・ムービー、愛の無いラブ・ストーリー、犯罪の無い犯罪映画」（ライカート）。
オールド・ジョイ
2006年／USA／76分 *京都みなみ会館にて10/11（日）14:00-上映！
出演：ダニエル・ロンドン、ウィル・オールダム
ウィル・オールダム（ボニー・プリンス・ビリー）の出演とヨ・ラ・テンゴによるサウンドトラックで、
日本でも上映の要望の多かった長編2作目。
故郷で妻と暮らし、もうすぐ父親になるマークは街に戻った旧友カートから電話を受け取る。
久しぶりに再会を果たした彼らは、温泉を探して山へと入っていった……。
ライカートの評価を一躍高めた超低予算映画。
ウィル・オールダム演じるヴァガボンド的な友人と森の奥でしばし過ごす、
居心地の悪さと風通しの良さが同居する不思議な時間。
ミークス・カットオフ
2010年／USA／103分 *出町座にて10/9（金）18:45-、10/11（日）18:45-上映！
出演：ミシェル・ウィリアムズ、ゾーイ・カザン、ポール・ダノ
西部劇を新たな視点で再構築し、現在でも評価の高いライカートの意欲作。
オレゴンの広大な砂漠の風景に着想を得て生まれたヴェネチア映画祭SIGNIS賞受賞作品。
キャスケード山脈越えを目指し、ガイドを信じて近道を進むことになった三家族。
道に迷った彼らを襲うのは、空腹と飢え、そして互いへの不信だった…。
EVENT
@出町座
▶10/9（金）『ミークス・カットオフ』上映後
アフタートーク：渋谷哲也さん（ドイツ映画研究）*リモート登壇
▶10/10（土）『リバー・オブ・グラス』上映後
アフタートーク：藤野可織さん（小説家）× 降矢聡さん（グッチーズ・フリースクール教頭）
【ご注意事項】
*映画ご鑑賞の電話予約を受け付けております。詳しくは▶こちら◀
*トークはフロアを移動して実施します。
*当日朝から・トーク参加整理券を配布します。
*当日の上映プログラムご鑑賞とあわせ、そのままご参加いただけます。ただし参加整理券を受付でお求めください。
**ただいま感染症拡大予防のご案内をしております。▶こちら◀
**いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しは致しません。
**無断で撮影・録音を行う、感染症予防対策に準じていただけない等、非常識な行動が見受けられた際は、当方の判断でご退出いただく場合があります。
@京都みなみ会館
▶10/11（日）『オールド・ジョイ』上映後
アフタートーク：樋口泰人さん（boid主宰、爆音映画祭プロデューサー）× 降矢聡さん（グッチーズ・フリースクール教頭）
参加方法等詳細は▶京都みなみ会館◀までご確認ください。
BOOK INFO.
USムービー・ホットサンド
2010年代アメリカ映画ガイド
【編著】グッチーズ・フリースクール 【刊】フィルムアート社
2,000円＋税
ISBN 978-48459-1907-9
大好評絶賛発売中！
本企画の必携参考書！
ケリーライカート監督特集ページもありますよ。
出町座、京都みなみ会館ほか
京都限定店舗でのお買い上げで「偽ID」進呈！
今回販売するグッズ
【A】［みにまよ］by グッチーズ・フリースクール
グッチーズ・フリースクールが発行する「ムービマヨネーズ」発売記念で制作された冊子「みにまよ」。
上映会という名の試験に挑む受験生のために上映権の取得方法（傾向と対策）なども掲載。今回は500円で販売。
【B】［ケリー・ライカート監督冊子］by 映画チア部 × 出町座
ZINE「映画のえじき」や未確認映画解放同盟ハンドブック制作などを経て、
今回はケリー監督とその作品をフィーチャーした冊子を制作。こちらも500円で販売予定。只今鋭意制作中！
【C】［オリジナル缶バッジセット］by 京都みなみ会館
あなたのカバンに、シャツに、キャップに、ふでばこに！ゴキゲンで普段づかいできる缶バッジを、幅広くアレンジできるセットで！
「USムービー・ホットサンド」ご購入で偽IDをお持ちの方は、
各館でご提示いただくと上記【A】〜【C】のうちいずれかをプレゼント！
