『17才の瞳に映る世界』のエリザ・ヒットマン長編第一作。
14才、世界に押しつぶされそうなわたしの惨めな青春。
本作で描きたかったのは、子供時代のアウトテイクです。
そこにあるのは、孤独な瞬間、根拠のない自信の高まり、
ささやかだけれど屈辱的な出来事といった、
私たちの記憶の中に埋もれてしまいがちなものばかりです。
私は、映画において「青春」のテーマが「幻滅のプロセス」として
描かれることに常に魅了されてきました。
この映画を観た人は、登場人物の行動に不快感を覚えるでしょう。
しかし、その不快感こそ私たちが経験してきたことの真実です。
この映画が、観客の心の奥底にある
何かとつながることができれば嬉しいです。エリザ・ヒットマン
監督・脚本:エリザ・ヒットマン
製作:エリザ・ヒットマン、ローラ・ワグナー
製作総指揮:タイラー・ブロディ、ハンター・グレイ、ジル・ホランド
撮影:ショーン・ポーター
美術:ジェームズ・ボクサー
編集:スコット・カミングス
出演:ジーナ・ピアルサンティ、ジオバーナ・サリメニ、ローネン・ルービンシュタイン、ジェシー・コルダスコ、ニコラス・ローゼン、ケイス・プライム