本作の主人公は、書けなくなったベストセラー作家・一ノ関哲弘。
彼は、本の書評や本屋のコラムを書くことを生業にしていた。
古書に挟まれていて届けられずにいた手紙を見つけた彼は、その手紙を届けようと 旅に出る。
その旅先で、一期一会の出会いや友人との再会により刺激と温かさに 触れ、また厳しさを痛感しながら書けなくなった原因と向き合っていく。
果たして、書けなくなった作家は、書けるようになるのか?!
2021 年、東京都書店商業組合が8割も消えてしまった東京の本屋さんに「一人でも多くのお客様が足を運んで貰えるように!」と、「東京の本屋さん 〜街に本屋があるということ〜」という YouTube チャンネルを開設、コンテンツのひとつとして、本に思いをのせて人と人とを結ぶ物語を描いた YouTube ドラマ「本を贈る」が配信されました。そのドラマを観た方々より「全国の面白い本屋さんはまだまだ 沢山ある!」と多くの声が寄せられ、新たに映画の企画が始動し、「本を贈る」のメガホンを取った篠原哲雄監督 と脚本を務めた千勝一凜が再タッグ(本作では企画・脚本・プロデューサーを担当)。那須塩原市図書館みるる、 京都の恵文社一乗寺店、香川県の移動図書館、それぞれとの出会いから、ロードムービーが組み立てられ制作されました。
『本を綴る』2023年/日本/107分
出演:矢柴俊博、宮本真希、長谷川朝晴、加藤久雅、遠藤久美子
監督・総合プロデュース:篠原哲雄
脚本・キャスティング・プロデューサー:千勝一凜
プロデューサー:櫻庭賢輝 アソシエイトプロデューサー:山中勝己
音楽:GEN
主題歌:ASKA「I feel so good」
撮影:上野彰吾(JSC)、尾道幸治
照明:浅川周 助監督:市原大地
録音:田中靖志、田辺正晴
企画協力:日本書店商業組合連合会、東京都書店商業組合
デザインイラスト:松永由美子、宮本奈々
企画・製作:ストラーユ 配給:アークエンタテインメント