Zorn III(2018-2022)
2022年/80分
監督・撮影・録音:マチュー・アマルリック
出演:ジョン・ゾーン、バーバラ・ハンニガン、スティーブン・ゴスリング
『Zorn I (2010-2016)』、『Zorn II (2016-2018)』と、12年にわたってジョン・ゾーンを追い続けてきたアマルリックによるポートレートの集大成。北欧神話カレワラを元にした、ゾーンの超絶的な技巧を必要とする作曲を、ピアニストのスティーブン・ゴスリングとソプラノ歌手バーバラ・ハンニガンとともに作り上げていく様に密着する。ゾーンの緻密な創作過程は、苦しみと同時に自由に満ちている。
【プロフィール】
マチュー・アマルリック MATHIEU AMALRIC
1965年、フランス・ヌイイ=シュル=セーヌ生まれ。1984年、ジョージア(グルジア)出身の名匠オタール・イオセリアーニ監督作『月の寵児たち』で映画デビュー。アルノー・デプレシャン監督作『そして僕は恋をする』(96)に主演して注目を集め、セザール賞有望若手男優賞を受賞。その後はフランス映画だけでなく『ミュンヘン』(05)、『007 慰めの報酬』(08)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)など幅広い活躍で国際的な俳優として人気を得る。監督としても、1997年『スープをお飲み』でデビュー。『さすらいの女神たち』(10)でカンヌ映画祭の監督賞とFIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞を受賞。『バルバラ セーヌの黒いバラ』(17)ではカンヌ映画祭ある視点部門開幕作品に選ばれるなど高く評価されている。
企画協力:イメージフォーラム・フェスティバル、アンスティチュ・フランセ日本、ムヴィオラ