植物のおかげで人は生きてきた。忘れてはいけない。
ヒトのはじまりから、いつもそうだった。
森を歩き、森で歌い、森の水を飲むかれらの生活にまぎれこむとき、
強烈によみがえってくるのはそのことだ。
薬草マイキュアが見せてくれるのは、きみ自身の真実。
ナンキが撮ったこの映画が、われわれにとっての薬草だ
-管啓次郎(詩人・明治大学教授)
彼らは時空を超えた世界と繋がっている。
アマゾンから生まれた夢は、都市に暮らす僕を新たな世界へと導いた。
この映画は未来に向けて、新たな視座をもたらしてくれる。
太田光海という素晴らしい才能に出会えた事が嬉しい。
-長谷井宏紀(映画監督)
惑星最大の資源の守り人としてのシュアール族を、画期的な手法で描いている
-Indy Film Library
極めて親密かつ意欲的な、本物のストーリーを持つドキュメンタリー。
多くのディテールやひねり、映像の快楽と息を飲む展開に満ちている
-outro.magazine
監督プロフィール
太田光海 Ota Akimi
1989年東京都生まれ。神戶大学国際文化学部、フランス・パリ社会科学高等研究院(EHESS)人類学修士課程を経て、英国・マンチェスター大学グラナダ映像人類学センターにて博士号を取得した。パリ時代はモロッコやパリ郊外で人類学的調査を行いながら、共同通信パリ支局でカメラマン兼記者として活動した。この時期、映画の聖地シネマテーク・フランセーズに通いつめ、シャワーのように映像を浴びる。マンチェスター大学では文化人類学とドキュメンタリー映画を掛け合わせた先端手法を学び、アマゾン熱帯雨林での1年間の調査と滞在撮影を経て、初の監督作品となる『カナルタ 螺旋状の夢』(2020年)を発表した。
2020年/イギリス・日本/シュアール語・スペイン語/121分
監督・撮影・編集・録音:太田光海
サウンドデザイン:マーティン・サロモンセン
カラーグレーディング:アリーヌ・ビズ
グラフィックデザイン:八木幤二郎
制作:太田光海(マンチェスター大学グラナダ映像人類学センター)
撮影場所:アマゾン熱帯雨林(エクアドル)
資金協力:ウェナー・グレン財団、マンチェスター大学、日本学生支援機構、本庄国際奨学財団
配給:トケスタジオ