JUST ANOTHER
© 2020 SPACE SHOWER FILMS

JUST ANOTHER

上映スケジュール

2020/12/11(金)〜2021/1/7(木)

12/11(金)〜12/17(木)15:45(〜17:16終)
12/18(金)〜12/24(木)11:35(〜13:10終)
12/25(金)〜12/27(日)14:40(〜16:15終)
12/28(月)〜12/31(木)休映
1/1(金)〜1/7(木)21:15(〜22:45終)
*1/7で終映

料金

通常料金設定

全国共通特別鑑賞券(ステッカー付)1400円
*上映開始前日まで受付窓口にて販売中!

上映日の1週間前(同じ曜日)より電話予約受付しております。詳しくは▶こちら◀
日によってはご予約多数により売り止めが生じることがありますので、ご注意ください。

【舞台挨拶&トーク】
12/15(火)15:45の回上映後
登壇:大石規湖監督

*トーク後、パンフ、グッズご購入の方を対象にサイン会を行います。

【ご注意事項】
*映画ご鑑賞の電話予約を受け付けております。詳しくは▶こちら◀
*当日の上映プログラムご鑑賞とあわせ、そのままご参加いただけます。
*トークはフロアを移動して実施します。

**ただいま感染症拡大予防のご案内をしております。▶こちら◀
**いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しは致しません。
**無断で撮影・録音を行う、感染症予防対策に準じていただけない等、非常識な行動が見受けられた際は、当方の判断でご退出いただく場合があります。

公式サイト

結成38年、日本を代表するパンクバンド the 原爆オナニーズ。キャリア初のドキュメンタリー映画で明かされる真実_。

1982年、名古屋で THE STAR CLUB に在籍していた EDDIE と地元のパンク博士とも言える TAYLOW を中心に結成。38年にわたり名古屋を拠点にパンクロックを演奏し続ける。まさに日本が世界に誇る現役キャリア最長のパンクロックバンドである。バンドは数度のメンバーチェンジを繰り返し、後に遠藤ミチロウが率いる ザ・スターリン や BLANKEY JET CITY に加わる中村達也や Hi-STANDARD の横山健が在籍したことでも知られている。インパクト絶大のバンド名は SEX PISTOLS を文字って付けられたが、“原爆”、“オナニー”と言うワードについて「このバンド名に嫌悪感などの反応を持ち、核・反戦について問題提起が出来れば良い。」と TAYLOW は述べている。メンバーは TAYLOW(vox)、EDDIE(bass guitar,vox)、 JOHNNY(drums)、SHINOBU(guitar)。活動の拠点は結成以来、地元愛知に拘り、当時は当たり前であったプロになる事は目指さずに定職を持ち、そして 60 歳を超えた今でもパンクロックをやり続けている。キャリア初となるドキュメンタリー映画『JUST ANOTHER』では、これまで語られる事のなかったバンド内部の真実が本人たちによって遂に明かされる。

どうしても記録しなくてはならなかった、ベテランバンドだけが辿り着いた境地。

映像作家、大石規湖(のりこ)は地下レーベル Less Than TV 主宰の谷ぐち順、YUKARI、共鳴の家族とその仲間たちに密着したドキュメンタリー映画『MOTHER FUCKER』(2017年)で映画監督デビューを果たし、次回作の構想を練っていた。2018年9月名古屋の“今池まつり”で老若男女を熱狂させている地元が誇るパンクバンド“the 原爆オナニーズ”のライブを目撃する。その衝撃は彼女に彼らの活動を記録することを即座に決断させた。彼女が興味を持ったの単純ないくつかの疑問だった。なぜこのバンドは愛知県を拠点にし続けているのか。なぜバンドに専念しないで仕事をしているのか。なぜ60歳を過ぎて今なお激しいパンクロックに拘っているのか。それだけだった。日頃から若いバンドが活動と生計の両立に苦しむ姿を目の当たりにしているからこそ、どうしても知りたい興味が湧いたのだ。しかし密着を始めると次第に浮き彫りになってきたのは、メンバー同士では決して口に出さない互いへの揺るぎない信頼、バンドと言う奇跡のバランス、そこにしか存在しない唯一無二の正義…。バンドの内部でしか知る由も無い事実が次々に浮かび上がって来た。そして、なぜ彼らが40年にわたりパンクロックを続けられるのか、その理由が少しだけ分かってくるのだった。このドキュメンタリーはすべてのバンドマンに活動し続けるヒントを圧倒的なパワーで届けるだけでなく、未曾有のコロナ禍の中で日常を奪い去られても生きていかなくてはならない我々に、それでもやり続ける力を与えてくれるに違いない。

the 原爆オナニーズ

日本を代表するパンクバンド《the 原爆オナニーズ》。1982年、名古屋で《THE STAR CLUB》に在籍していた EDDIE と地元のパンク博士とも言える TAYLOW を中心に結成。1983年、ドラマーTATSUYA(中村達也 ex. BLANKEY JET CITY)とギタリスト良次雄(現 GOD)が 《ザ・スターリン》に参加するために脱退、直後にギタリスト SHIGEKI とドラマー MAKOTO が加入。84年には自らのレーベル“ティン・ドラム”より<JUST ANOTHER><NOT ANOTHER>の2枚のEPをリリース。これらには現在でもライブで演奏されている「発狂目醒ましくるくる爆弾」「NO NO BOY」「LIFE IS A GAMBLE」などの代表曲が収録されている。85年には《ザ・スターリン》を脱退し《GOD》に参加していた TATSUYA が復帰し、アルケミー・レコードより1stアルバム<NUCLEAR COWBOY>をリリース。このアルバムにも現在でもライブで演奏される「FUCK ALL」などが収録。日本のパンクロック史を代表する作品となっている。86年に再び TATSUYA が脱退し現ドラマーの JOHNNY が加入、TATSUYA は《THE STAR CLUB》に参加。87年にはノイズバンド《非常階段》との合体ユニットのライブを敢行。音楽性の懐の深さを見せつける。同年“ティン・ドラム”からミニ・アルバム<パンクロックの素晴らしき世界>をリリース。88年には初期EPや1stアルバム、未発表テイクなどを編集したを アルケミー・レコードよりCDとしてリリース。89年、2ndアルバム<GHQ>、90年、今池のライブハウス“オープンハウス”で収録したライブアルバム<ON TIME>、91年、3rdアルバム<DESERT ISLAND DISC>をリリース。92年には初のアメリカ西海岸ツアーを行いMAXIMUM ROCKNROLL誌で2ページのインタビュー記事が組まれるなど海外からも熱い注目を集めるバンドとなる。ちなみにこの時は元 DEAD KENNEDYS のジェロ・ビアフラも観に来ておりメンバーとの交流もあった。翌93年には最もハードでヘヴィな作品と言われている4thアルバム<ALL THE WAY>をリリース。94年<ESSENTIAL>以降の3作からメンバー自身が選曲したベスト<QUALITY CONTROL>をリリース。95年、再びアメリカツアーを行い、1stアルバム<NUCLEAR COWBOY>のCD化。そして翌96年には“ティン・ドラム”からリリースされていた初期の音源を<TIN DRUM YEARS>としてCD化。オリジナルとしては4年ぶりとなる5thアルバム<STEP FORWORD>を97年にリリース。98年12月に27曲入りの究極のベスト・アルバム<NUCLEAR GROOV E>をリリース。2000年8月の千葉マリンスタジアムで行われた“AIR JAM 2000”に参加。2001年4月にシングル<I WILL /I DON’T>をTRIPPIN’ ELEPHANT RECORDSよりリリース。2001年12月にギタリストのSHIGEKIが海外転勤により突然脱退。元 ASHES の SHINOBU が加入。バンド結成20周年の2002年には東名阪で THEE MICH ELLE GUN ELEPHANT、GAUZE、BBQ CHICKENS、BAREBONES、MOGA THE ¥5、BRAHMAN などをゲストに記念イベントを行い、10月に Hi-STANDARD、BBQ CHICKENS のギタリスト横山健が電撃的な正式加入を果たす。2003年5月には前年の20周年記念ライブを収録したライブアルバム“FIVE LIVE”+既発曲8曲を録り直したスタジオ盤“PIN UPS”の2枚組 CD<FIVE LIVE the 原爆オナニーズ>を PIZZA OF DEATH よりリリース。同年12月には通算6枚目、横山健加入後、初となるオリジナルアルバム<PRIMAL ROCK THERAPY>を TRIPPIN’EL LEPHANT RECORDS からリリース。2004年、横山健が脱退し、SHINJI(ex.雷矢)が加入。2009年9月 SHINJI 脱退。 再び4人編成となる。10月に《ザ・スターリン》の遠藤ミチロウと合体ユニット第2弾となる《原爆スター階段》のライブを汚物まみれの新宿ロフトで行う。2010年3月、久々に名古屋のスタジオでレコーディングした7thアルバム<SOLID>リリース。2012年10月結成30周年記念ライブを京都大学西部講堂で行う。2014年1月パンキッシュなアイドルグループ《BiS》と、合体ユニット第3弾《原爆BiS階段》のライブを名古屋クラブクアトロで行う。同年5月<Yes,We Love butchers~Tribute to bloodthirsty butchers~:The Last Match>にブッチャーズの初期のライブ定番曲「サイレンサー」で参加。2015年10月《奇形児》と合体ユニット第4弾《原爆奇形階段》のライブを新宿アンチノックで行う。個性の強いバンドの合体ならではのロック的なニュアンスを強烈に表現する。2016年8月<ソウルフラワー・ ユニオン&ニューエスト・モデル 2016 トリビュート>にニューエスト・モデルの「オモチャの兵隊」で参加。2017年5月『みんな大好き the 原爆オナニーズ 結成35周年記念 西部講堂ワンマンライブ』を京都大学西部講堂で行う。同年10月、テイチクからアルケミー時代の音源をリマスターしたベスト・アルバム<ATOMIC GARDEN>をリリース。2019年2月、毎年恒例となっている名古屋クラブクアトロでの”お年玉 GIG”で『TAYLOW & EDDIE ダブル還暦スペシャル』をThe Birthday、BAREBONES、SLIP HEAD BUTTをゲストに迎え行う。来日する海外のバンドからの共演依頼も多く、これまでに、FUGAZI、UK SUBS、D.O.A、COCKNEY REJECTS、JETS TO BRAZIL 等のバンドとの共演を果たしている。そして2020年、キャリア初のドキュメンタリー映画『JUST ANOTHER』の公開を迎える。

JUST ANOTHER
2020年/日本/90分
配給:SPACE SHOWER FILMS

出演:the 原爆オナニーズ〈TAYLOW、EDDIE、JOHNNY、SHINOBU〉
JOJO 広重、DJ ISHIKAWA、森田裕、黒崎栄介、リンコ 他

ライブ出演:eastern youth、GAUZE、GASOLINE、Killerpass、THE GUAYS、横山健
企画・制作・撮影・編集・監督:大石規湖
宣材写真:菊池茂夫