『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞主演男優賞受賞
『A GHOST STORY』のルーニー・マーラとの共演も忘れがたい
『容疑者、ホアキン・フェニックス』をホアキンと共作する悪ノリ野郎だったりするけど
やっぱりケイシー・アフレックの監督・主演作は見逃せない!
【STORY】
世界を劇的に変えてしまった致命的なパンデミックから10年後。社会の片隅で生きる父と娘ラグは森の中で息を潜めるように他人を避け、キャンプを張って暮らしていた。父はラグを息子だということにして、新たに迫る”人間”の危険性から彼女の純粋な心を守ろうとする。2人の親子の絆が試される。
【INTRODUCTION】
ブラッド・ピットと共演した『ジェシー・ジェームズの暗殺』での演技が高い評価を受け、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞。『セインツ -約束の果て-』、『A GHOST STORY』のルーニー・マーラとの共演も忘れがたい。史上最悪の悪ノリ企画『容疑者、ホアキン・フェニックス』をホアキンと共作し、その際にセクシャルハラスメントを行っていたとして告発されたりもしたけど(示談成立し、公式謝罪も行った)、そんなケイシー・アフレックの脚本・監督・主演作はやっぱり見逃せない。本作は「もう女はコリゴリだ!」というケイシーの心の叫びなのか(本人はこのストーリーは随分前に書いたものだとそれは否定している)、それとも兄ベン・アフレック(『ザ・タウン』『アルゴ』)のように俳優・監督としてこれからを歩むべく記念すべき第一作としての純度を示すものなのか。ぜひあなたの曇りなき眼で確かめていただきたい。
2019年/USA/119分
原題:Light of My Life
監督・脚本:ケイシー・アフレック
出演:アナ・プニョウスキ、ケイシー・アフレック