金正恩の指揮のもとで文化面にも力を入れる一方、海外の音楽や映画を厳しく取り締まってきた北朝鮮国家。2015年8月15日、日本の植民地支配から解放されたことを祝う「祖国解放記念日(リベレーション・デイ)」に初めて海外からロックバンドを招くことになる。
U2?それともザ・ローリング・ストーンズ?どんな大物が招待されるのかと世界が固唾を呑んで見守るなか、招かれたのはスロベニア(旧ユーゴスラビア)出身でカルトな人気を誇るロックバンド、ライバッハだった。全員がナチスを思わせる制服を着用し、軍隊を思わせる勇壮なサウンドから、ファシズムを崇拝しているバンドだと批判されてきた彼らが北朝鮮の地に降り立った時、いったい何が起こるのか!?
風雲急を告げる朝鮮情勢のこの8月、緊急公開決定!!
『北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ』2016年/ノルウェー、ラトビア/100分/原題:LIBERATION DAY
監督:ウギス・オルテ、モルテン・トローヴィク
出演:ライバッハ、スラヴォイ・ジジェク、ほか