7/8(土)、7/9(日)に京都芸術劇場 春秋座(京都芸術大学内)にて上演されるイングマール・ベルイマン作の舞台作品『ヴィクトリア』公演を記念して、ベルイマン監督作品『鏡の中の女』を1週間限定上映。「舞台作品」「映画作品」を同時に京都で楽しめる貴重な機会です。また6/26(月)の上映には『ヴィクトリア』演出の藤田俊太郎さん(演出家)によるアフタートークも決定。演劇人としての顔も持つベルイマンについて、その作品世界の魅力を語っていただきます。
鏡の中の女
原題:Ansikte mot ansikte 英題:FACE TO FACE
1976年/スウェーデン/HDリマスター版/137分(劇場公開版からさらに17分長いロングバージョン)
製作・監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴェスト
出演:リヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン、アイノ・トーベ・ヘンリクソン、グンナール・ビョルンストランド ほか
★第34回ゴールデン・グローブ賞 外国映画賞
★第49回米アカデミー賞 監督賞・主演女優賞ノミネート
鏡に映った見知らぬ女 それは生と死の狭間に漂う自分の姿__
名匠が照射する女の哀しみの深部
スウェーデンの名匠イングマール・ベルイマン監督、ベルイマンと公私共にパートナーであったリヴ・ウルマン主演の、極度の緊張感にあふれた衝撃の作。女性精神科医のイェニーは、自身の患者マリヤが病んだまま快復する見込みがないことから、無力感にさいなまされていた。彼女は精神のバランスを壊し始め、老女の幻覚や笑いの発作に襲われてゆく。ついには自殺をはかるが一命をとりとめ、夢の中で、幼い頃に事故死した両親や自分を育てた祖父母と向かい合い、はじめて愛憎の感情を吐露するのだった。“Face to face”を意味する原題は、『鏡の中にある如く』と同様に新約聖書のコリント書からとられている。スウェーデン国内で放送されたTVドラマシリーズ(全4回)を2時間の映画として再編集し、世界的に劇場公開された。その年の米アカデミー賞では監督賞、主演女優賞にノミネートされるなど、ベルイマンとリヴ・ウルマンの本作での仕事は世界的に絶大なる評価を得た。
【舞台作品京都公演情報】
大竹しのぶ主演、藤田俊太郎演出!ミュージカルからストレートプレイまで多彩な作品の演出で、数々の演劇賞を受賞している演出家と、日本演劇界屈指の実力派俳優の注目の組み合わせで描く一人芝居。
シス・カンパニー公演『ヴィクトリア』
日時:2023年7月8日(土)14:00/7月9日(日)14:00
※開場は開演の45分前
会場:京都芸術劇場 春秋座(京都芸術大学内) 〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
チケット料金:一般 S席 8,000円・A席 6,000円/ 友の会 S席 7,500円・A席 5,500円
学生&ユース席:2,000円(座席範囲指定あり)
出演:大竹しのぶ
作:イングマール・ベルイマン 演出:藤田俊太郎 翻訳 肥田光久
美術:松井るみ 照明:日下靖順
衣裳:前田文子 音響:加藤温 映像:横山翼 ヘアメイク:佐藤裕子 舞台監督:福澤諭志
プロデューサー:北村明子 企画・製作:シス・カンパニー
主催:京都芸術大学 舞台芸術研究センター
お問合せ:Tel.075-791-9207(京都芸術大学 舞台芸術研究センター)
https://k-pac.org/events/9870/
『鏡の中の女』HDリマスター版
原題:Ansikte mot ansikte 英題:FACE TO FACE
1975年/スウェーデン/137分(劇場公開版からさらに17分長いロングバージョン)
製作・監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴェスト
出演:リヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン、アイノ・トーベ・ヘンリクソン、グンナール・ビョルンストランド ほか
第34回ゴールデン・グローブ賞 外国映画賞
第49回米アカデミー賞 主演女優賞ノミネート