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【Heimat is a Space in Time 公開準備企画】トーマス・ハイゼ監督 アーリーワークス Vol.1

日時2021.2.20()

【Heimat is a Space in Time 公開準備企画】トーマス・ハイゼ監督 アーリーワークス Vol.1

本年、『Heimat is a Space in Time(日本語タイトル未定)』が劇場公開予定の
ドイツの映画作家、トーマス・ハイゼ監督を知るイベント企画です。
ハイゼ監督の初期短編作品の参考上映と、
ドイツ映画企画ではおなじみの渋谷先生によるレクチャーを行います。
 

【上映作品】

『一体何故この連中の映画を作るのか?』
WOZU DENN ÜBER DIESE LEUTE EINEN FILM?
So Why Make Film about Those People?

1980年/トーマス・ハイゼ監督/ドイツ民主共和国/36分/モノクロ

東ベルリンのプレンツラウアー・ベルク地区、給水塔の周辺は不良の溜まり場となり軽犯罪が横行していた。当時、ハイゼ監督の友人がこのエリアでバイクを盗まれた。本作はその窃盗に関わったとされる兄弟ノルベルトとベルントにカメラを向け、彼らの日常生活を切り取りながら話を聞き出す。幼少の頃の不遇な家庭環境、地元のスーパーマーケットのレジからお金を盗んだ事、近隣の不良とエアガンを撃ち合った話、そして結局ハイゼの友人のバイクを盗んだことを打ち明ける。果たして彼らには未来はあるのか? ポツダム・バーベルスベルク映画テレビ大学の2年生制作の本作品は、当時の国家体制下では受け入れられないとされ上映禁止の処分が下される。作品のタイトルは、ハイゼ監督が企画提案をした際、企画に反対する教師に言われた一言で、その一言を映画の題名にしたことでハイゼ監督と大学との間に亀裂が生まれ、その後ハイゼ監督は大学を去ることになる。
 


 

【レクチャー】

渋谷哲也さん(ドイツ映画研究者)

世界的に名声を馳せるドイツのドキュメンタリスト、
Thomas Heiseは日本では未知の存在である。
その彼の最新作が4月末に公開されるのを機に、
東独出身でありながら体制に迎合することを
徹底して拒んできたハイゼのユニークな経歴と
作品の特徴を映像例と共に紹介したい

__渋谷哲也

 


 

 

2/20(土)17:00開始(10分前に開場)
17:00- 作品上映&レクチャー(90分予定)
 

出町座 フリースペース
参加費:1000円(税込)
★定員:30名
★1週間前より電話にて事前ご予約受付。定員未満であれば当日受付もあり。
★作品上映はシアター環境での上映ではございません。予めご了承ください。
★レクチャーはリアル登壇を予定していますが、状況によりリモートになる場合がございます。予めご了承ください。

 


【ご注意事項】
*映画ご鑑賞の電話予約を受け付けております。詳しくは▶こちら◀
*ただいま感染症拡大予防のご案内をしております。▶こちら◀
*本件は諸事情により中止または登壇者が変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
*いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しは致しません。
*無断で撮影・録音を行う、感染症予防対策に準じていただけない等、非常識な行動が見受けられた際は、当方の判断でご退出いただく場合があります。
 
 

企画:渋谷哲也/出町座/サニーフィルム
助成:文化庁委託事業【文化芸術収益力強化事業】