イベント

EVENT

『ブリキの太鼓』渋谷先生レクチャー

日時2020.7.18()

『ブリキの太鼓』渋谷先生レクチャー

7/10(金)より2週間上映となる1979年ギュンター・グラス原作×フォルカー・シュレンドルフ監督の世紀の問題作『ブリキの太鼓』上映に際して、ドイツ映画研究者の渋谷哲也先生にレクチャーをしていただきます。これまでも継続的に渋谷先生と上映&レクチャー企画を実施してきましたが、今回は渋谷先生は京都に来られず、リモート講義形式となります。昨年末に刊行された『ナチス映画論 ── ヒトラー・キッチュ・現代』(森話社[刊]/渋谷哲也・夏目深雪[編])でも「ナチスvsニュージャーマンシネマ」の章を執筆されている渋谷先生が、ノーベル文学賞受賞作家ギュンター・グラスの原作と、ニュージャーマンシネマの代表的な監督のひとりフォルカー・シュレンドルフの映画を今現代の視点からどう批評しうるか!?ご期待ください。
 


2020年7月18日(土)13:00〜(60分程度予定。多少延長する場合があります)
登壇:渋谷哲也(ドイツ映画研究/字幕翻訳)

同日10:30からの『ブリキの太鼓』上映終了後、フロアを移動して行います。
同日ないしそれ以前に出町座で本作をご鑑賞済みの方、無料でご参加いただけます。
*要鑑賞済み半券ご提示。


【ご注意事項】
*他の番組と同様、電話予約を受付しております。詳しくは▶こちら◀
*イベント当日、出町座営業開始時より座席指定受付をいたします。
*受付先着順で座席指定をしていただきます。定員に達し次第受付終了。

**ただいま感染症拡大予防のご案内をしております。▶こちら◀
**いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しは出来ません。
**無断で撮影・録音を行うなど非常識な行動が見受けられた際は、当方の判断でご退出いただく場合があります。
 


▼『ブリキの太鼓』出町座▼
▼上映情報はこちら▼

https://demachiza.com/movies/6854


ナチス映画論 ヒトラー・キッチュ・現代
著者:渋谷哲也[編]、夏目深雪[編] 森話社 2019年12月11日[刊]

禁忌と狂熱の映画史へ
近年、ナチスドイツ/ヒトラーを題材にした映画が多数製作・公開されている。なぜナチスは観客の興味を惹くのか?プロパガンダにはじまり、戦争責任の追及、悪のイコン、表象不可能性の問題を経て、ナチス表象はいま新たな段階を迎えている。本書では、戦前から現代までのナチス映画をとりあげ、映像論、映画史、ドイツ史、キッチュ論など多角的な視点から、それらが人々を「魅了」し「熱狂」させる謎、周辺国や演劇などの他ジャンルにおよぶ余波、現在にいたるファシズムの問題を検証する。世界各国で右傾化、排外主義の波が起こりつつある現在、私たちはナチスの表象から何を学べばよいのだろうか。巻末には主要なナチス映画50作品のガイドを掲載。