日時2020.3.8(日) 〜 2020.3.9(月)
【3月】第2回 映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~ in 関西 来場情報
昨年よりスタートした「映画批評月間」では、フランスの映画媒体、批評家、専門家、プログラマーと協力し、最新のフランス映画を選りすぐり、ご紹介しています。第2回目となる今回は、フランスだけではなく、世界中の主要な映画作家たちの製作を積極的に支援しているアルテ・フランス・シネマ ディレクター、元ロカルノ映画祭ディレクターのオリヴィエ・ペールにセレクションを依頼。フランスの近作より最も優れた作品を選出いただきました。それらの作品の上映とともに、日本の映画批評家たち、監督たちと同氏のディスカッションも行います。
▶企画詳細はこちら◀
3/8(日)18:15〜『シノニムズ』上映
アフタートーク:オリヴィエ・ペール(アルテ・フランス・シネマ ディレクター)
3/9(月)18:45〜『ソロ』上映
アフタートーク:オリヴィエ・ペール(アルテ・フランス・シネマ ディレクター)×北小路隆志(映画評論家)
アルテ・フランス・シネマ Arte France Cinéma
アルテ(Arte、Association Relative à la Télévision Européenne)は、1992年5月30日に開局したドイツとフランスの共同出資によるテレビ局で、フランス語およびドイツ語で放送。アルテ・シネマ・フランスは同局の映画部門。1990年、プロデューサーのピエール・シュヴァリエが同テレビ局で良質のテレビプログラム・映画作品を製作すべくセット=アルテからセット・シネマを立ち上げた。2000年にセット=シネマは新たにアルテ・フランス・シネマに。アサイヤス、アケルマン、クレール・ドゥニらがそれぞれ自らの思春期について撮ったシリーズ「彼らの時代のすべての少年、少女たち」はシュヴァリエによる企画。創立以来、アルテ・フランス・シネマは良質なプログラムを提供し、新しい才能を支援し、ヨーロッパのみならず世界中のクリエーションに活力を与えることをその役割としている。2012年より、オリヴィエ・ペールがディレクターに就任。ワン・ビン、ジャ・ジャンクー、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン、アリーチェ・ロルヴァケル、マルコ・ヴェロッキオ、ラヴ・ディアス、黒沢清ほか数多くの作家たちの作品を製作支援している。
Olivier Père オリヴィエ・ペール
1971年フランス生まれ。シネマテーク・フランセーズで、シネマテークの上映プログラムの企画に携わる一方で、「レ・ザンロキュプティーブル」誌などで映画批評を執筆。2004年から2009年まで、カンヌ国際映画祭監督週間のディレクター、2008年から2012年までロカルノ国際映画祭のディレクターを務める。同映画祭のディレクション中、富田克也の『サウダージ』、三宅唱の『Playback』などがコンペティションに選ばれ、2012年には青山真治に金豹賞(グランプリ)審査員特別賞が贈られた。2012年にアルテ・フランス・シネマのディレクターに就任、以後、ヨーロッパをはじめ、世界中の映画作家の作品を支援し、共同製作を続けている。またアルテのサイト(http://www.arte.tv/sites/olivierpere/)にて定期的に映画評も執筆し続けている。