アット・ウォー 【未確認映画解放同盟】
© 2018 NORD-OUEST FILMS – FRANCE 3 CINÉMA

アット・ウォー 【未確認映画解放同盟】

上映スケジュール

2020/8月

料金

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Original title:En guerre English title:AT WAR
Country: France
Language: French
▶IMDb Info.

2018年カンヌ映画祭コンペティション部門正式出品作品
フランスを代表する名優、ヴァンサン・ランドン主演の骨太社会派ドラマ。

【STORY】
ドイツに大元会社がある巨大グローバル企業グループ傘下のペリン・インダストリー工場はフランス南部の都市アジャンにある。この工場の労働組合は2年前に経営側との団体交渉で雇用保障を勝ち取ったばかりだったが、にも関わらず経営側から突然の工場閉鎖を言い渡される。労働組合を束ねるロラン(ヴァンサン・ランドン)に率いられた約1100人の工員たちは、自分たちの職と生活を守るため、非情な決断を下した経営陣に対して立ち上がる。フランスメディアを通じて社会問題へと発展させ、ストライキを起こし、企業との交渉に突き進む。だが経営側の狡猾な策略により、労働組合は内部分裂を始める。労働者間で起こる激しい軋轢、そして空中分解していく闘争の渦中で、ロランはそれでも諦めず組合を持ち堪えさせようとするが、待ち受けるのは悲劇的な結末であった。

【INTRODUCTION】
ステファヌ・ブリゼ監督は2015年の『ティエリーとグルドーの憂鬱』と同様、現代ヨーロッパの社会不安の現実を色濃く反映した物語として本作を制作した。ブリゼ作品のアイコンとも言えるヴァンサン・ランドルが悲劇的な顛末を迎える労働組合のリーダーを体現する。『ティエリーとグルドーの憂鬱』も、解雇により職を失ったエンジニア(ヴァンサン・ランドン)がスーパーマーケットの万引警備の職に就き、貧困者の窃盗と、さらにはスーパーマーケット店員の不正を監視しなければならない立場に憂鬱を重ねてゆく、というものだったが、今回の『アット・ウォー』はさらに苛烈な資本主義社会の経営者と労働者の衝突を正面から描く。時代がますますグローバル資本主義を加速化し、社会的弱者が圧殺されていかざるを得ない、のっぴきならない状況になったことが大きく影響している。ユーロの憂鬱と労働者の怒り、そして予見のごとき悲劇性は、今を生きる我々にとってまったく他人事ではないだろう。

 


 

 


 

2018年/France/114分
英題:AT WAR 原題:En guerre
© 2018 NORD-OUEST FILMS – FRANCE 3 CINÉMA

監督:ステファヌ・ブリゼ
監督・脚本:ステファヌ・ブリゼ、オリヴィエ・ゴルス
出演:ヴァンサン・ランドン