昨年第20回を迎えた日本有数の国際映画祭〈東京フィルメックス〉。京都を拠点に活動するシマフィルムがスポンサーとして参加したことを期に、フィルメックスで紹介された作品にマフィルム作品をおりまぜ、京都2劇場での特集上映企画を実施します。映画の未来を灯もす志で、多様性にあふれ個性を発揮する世界の映画表現を発見し続ける東京フィルメックスの魅力、ぜひこの機会に触れてください。ゲストを交えてのトークイベントなども随時開催予定!乞うご期待!
上映ラインナップ
昨夜、あなたが微笑んでいた Last Night I Saw You Smiling
2019/カンボジア、フランス/77分/With English sub
監督:ニアン・カヴィッチ(NEANG Kavich)
*2019年度コンペティション出品 スペシャル・メンション、学生審査員賞 ▶ニアン・カヴィッチ監督Q&Aレポート
1963年にプノンペンに建造され、その独特の建築様式で知られた集合住宅「ホワイト・ビルディング」。クメール・ルージュの時代を生き延びた歴史的建造物としても知られたこの集合住宅は老朽化が進み、2017年、日本企業による買収を契機に取り壊しが決定された。本作はその「ホワイト・ビルディング」に生まれ育った映画作家ニアン・カヴィッチが、取り壊される前にカメラを持ち込み、そこで生活する人々の最後の日々を描いたドキュメンタリーである。映画はこの集合住宅の住民たちをとらえる。まだ普通に生活している人々もいるが、多くは住み慣れた住居を引き払う準備を既に始めている。50年以上にわたって人々が暮らしている建物が次第に廃墟と化してゆくプロセスを目撃する貴重な体験を与えてくれる作品である。『ダイアモンド・アイランド』(16)の監督デイヴィ・シューがプロデュースを担当。ロッテルダム国際映画祭で優秀なアジア映画に授与されるNETPAC賞を受賞した。
【出町座】3/14(土)18:50〜/【京都シネマ】3/16(月)16:15〜
川沿いのホテル Hotel by the River
2018/韓国/96分/With English sub
監督:ホン・サンス(HONG Sang-Soo)
*2018年度 特別招待作品 ▶キ・ジュボン(俳優)Q&Aレポート
漢江を望む閑静なホテルに一人の老詩人が泊まっている。詩人は長いこと会っていなかった二人の息子たちと再会する。愛人を作って家を出て行った詩人に対し、息子たちは複雑な感情を持っていた。わだかまりを抱えたまま、父子たちはレストランに食事に行く。そこには二人の若い女性たちが食事をしていた。傷心を癒すために同じホテルに泊まっていた女性と、彼女から呼び出された友人だ。息子たちを先に返し、詩人は女性たちと飲み始める……。何気ない会話の中に人生の機微、家族、老い、といった様々なテーマが投げかけられる傑作。モノクロでとらえられた冬景色が美しい。ロカルノ映画祭で上映され、詩人を演じたキ・ジュボンが最優秀男優賞を受賞した。
【京都シネマ】3/18(水)16:15〜
草の葉 Grass
2018/韓国/66分/With English sub
監督:ホン・サンス(HONG Sang-Soo)
*2018年度 特別招待作品 ▶キ・ジュボン(俳優)Q&Aレポート
クラシック音楽が流れる小さなカフェ。二人の男女が言い争っている。女は、自分の親友が自殺したのはその男が原因だと考えており、男を激しく責めている。カメラがパンし、隣りのテーブルに一人で座っている若い女性がフレームに入る。若い女性はラップトップを広げて何かを書いている。それはあたかも、隣りのテーブルの会話を書き留めているようにも見える。やがて、その女性に若い男が近づく。男は彼女の弟で、ガールフレンドを紹介すると言う。女性は弟に連れられてカフェを出てゆく……。極めて限られた舞台設定の中、ホン・サンスのミニマリスト的な才能が遺憾無く発揮された作品。ベルリン映画祭フォーラム部門で上映された。
【出町座】3/15(日)20:50〜
アイカ Ayka
2018/ロシア、ドイツ、ポーランド、カザフスタン、中国/100分/配給:キノフィルムズ
監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ(Sergei DVORTSEVOY)
*2018年度コンペティション出品 最優秀作品賞 ▶セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督Q&Aレポート
25歳のキルギス人女性アイカは、モスクワの病院で子供を出産するが、生まれたばかりの子供を残して病院から密かに脱走する。多額の借金を抱えるアイカは様々な仕事に就こうとするが、彼女のロシアでの労働許可の期限は既に切れており、まともな仕事に就くことができない。やがて、借金取りに即時の返済を強要されたアイカは、あることを決断する……。監督デビュー作『トルパン』(08) でカンヌ映画祭「ある視点」賞を受賞したセルゲイ・ドヴォルツェヴォイの待望の新作は一人の女性の過酷な日々を手持ちカメラによる激しい映像で見せる。カンヌ映画祭コンペティションで上映され、アイカを演じたサマル・イェスリャーモワが最優秀女優賞を受賞した。サマルが森山未來とW主演を果たした『オルジャスの白い馬』が現在日本公開中(出町座にて3/20より上映)。
【出町座】3/15(日)18:50〜/【出町座】3/17(火)20:40〜
ファンさん Mrs.Fang
2017年/香港、フランス、ドイツ/87分/With English sub
監督:ワン・ビン(WANG Bing)
*2017年度 特別招待作品
2017年ロカルノ映画祭でワールド・プレミア上映され、金豹賞を受賞したワン・ビン作品。舞台は中国南部の静かな村。67歳になるファン・シュウインは、ここ数年アルツハイマー病を患っていたが、症状が悪化し、もはや有効な治療がないと判断され、病院から家に送り返されてくる。ワン・ビンのカメラは、ベッドに寝たきりになり、ほとんど表情にも変化が見られない老女をとらえ続ける。カメラはまた、家に見舞いに訪ねてくる親戚や近隣の人々の会話を記録する。だが、この老女がどのような人物なのか、などといった背景はほとんど説明されることはない。一つの死の記録にとどまらず、見る者に様々な問題を投げかけてくる挑戦的な傑作である。
【出町座】3/17(火)18:50〜、【京都シネマ】3/20(金)16:15〜
タルロ Tharlo
2015/中国/123分/With English sub
監督:ペマツェテン(Pema Tseden)
*2015年度コンペティション出品 最優秀作品賞
主人公は人並み外れた記憶力を持つ羊飼いのタルロ。警察からIDカードを申請しろと言われたタルロは、街の写真館に行く。そのボサボサの髪では申請用の写真は撮れない、と言われたタルロは理髪店に行き、魅力的な理容師と出会う。この出会いはタルロの生活を一変させた。タルロはカラオケを体験し、これまで吸ったことのないような煙草を勧められる。やがて、タルロは自分の唯一の財産である羊を売り払い、理容師とともに都会に出ていくことを決意する。現代文明の伝統と文化の相違に引き裂かれてゆく遊牧民をユーモアとほろ苦さを交えて描き、長回しの撮影と大胆な構図が強烈なインパクトを与える力作。監督のペマツェテンは東京フィルメックス・コンペティションにて『オールド・ドッグ』(11)、『タルロ』(15)で最優秀作品賞に輝き、『轢き殺された羊』(18)が審査員特別賞、そして2019年の『気球』(日本公開予定)で最優秀作品賞を3度受賞した。
【出町座】3/16(月)20:35〜京都シネマ、【京都シネマ】3/19(木)16:15〜
オールド・ドッグ Old dog
2011/中国/88分/With English sub
監督:ペマツェテン(Pema Tseden)
*2011年度コンペティション出品 最優秀作品賞
年老いたチベッタン・マスチフを飼う老人とその息子がこの映画の主人公だ。チベッタン・マスチフは中国の富裕層に高く売れるため、息子は父親の老犬を業者に売る。反発した老人はいったん売られた犬を強引に連れ戻すが、今度は犬泥棒が老人の犬を盗もうとする。ついに、老人は一つの決意を持って、老犬を連れて草原に向かう……。チベット人監督ペマツェテンの長編第3作『オールド・ドッグ』は、頑固な老人と犬との関係を物語の中心に置きつつ。都市開発が進むチベットの現状を描き出すパワフルな作品だ。これはもちろん題名の通り人間と犬についての映画だが、同時に近代化の流れにあらがおうとするチベット民族の誇りについての映画でもある。本作は香港映画祭でワールド・プレミ上映され、アジア・デジタルコンペティション部門金賞を受賞。また、韓国のシネマ・デジタル・ソウル映画祭ではメインの賞であるレッド・カメレオン賞を受賞した。
【出町座】3/13(金)18:50〜、【出町座】3/16(月)18:50〜
『東』&ジャ・ジャンクー短編集 JIA Zhangke Shorts
現代中国を代表する巨匠となったジャ・ジャンクーは東京フィルメックスとの結びつきも強く、多くの作品がジャパンプレミアをフィルメックスで迎えている。日本でも劇場公開される長編劇映画の他にも、ジャ・ジャンクーは優れたドキュメンタリーや短編を制作しているが、映画祭以外では観る機会が少ないそれらの作品を特集する。ジャ・ジャンクーのメインテーマである時代をたゆたう人々の生の無常と希望が、これらの作品をまとめて観ることでも感じられるだろう。
東 Dong
2006/中国/66分/With English sub
中国現代美術の代表的画家・劉小東(リュウ・シャオドン)を追ったドキュメンタリー。三峡ダム工事の男たち及びバンコクの女たちを描く過程を撮影。本作をきっかけに賈樟柯は『長江哀歌』(06)を撮った。
私たちの十年 Our Ten Years
2007/中国/10分/With English sub
山西省を走る列車で、2人の女性が出会いう。彼女たちのやり取りによって10年という時間が物語られる。
河の上の愛情 Cry Me a River
2008/中国/19分/With English sub
旧友の男女4人が蘇州で再会する。『プラットホーム』のチャオ・タオとワン・ホンウェイ、『天安門、恋人たち』のハオ・レイとグオ・シャオドンが共演。
逢春 Revive
2018/中国/18分/With English sub
中国では一人っ子政策が終了し、母と娘は新しく子供がほしいと願う。だが父は経済的な不安を隠せない。ジャ・ジャンクー監督自身がプロデュースを務めた5カ国オムニバス作品『時はどこへ?』のラストを飾る1編として制作された。冒頭、驚きの仕掛けで過去に倣い、終盤には美しいショットで未来をまなざす鮮やかな手ざわりの短編。
【京都シネマ】3/17(火)16:15〜、【出町座】3/19(木)20:40〜
記憶が私を見る Memories Look at me
2012/中国/87分/With English sub
監督:ソン・ファン (SONG Fang)
*2012年度コンペティション出品 審査員特別賞 ▶ソン・ファン監督Q&Aレポート
監督自らが演じるヒロイン、ファンが南京に暮らす両親のもとを訪れる場面から始まる。しばらくの間を両親のもとで過ごすことになったファンのもとへ長いこと会っていなかった親戚たちが訪ねてくる。兄嫁はまだ独身でいるファンに見合いを薦めたりもする。両親の周囲の人々の多くは健康や老いの問題に直面している。人々との会話の中、ファンの脳裏に過去の記憶が呼び起こされる。『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』(07)に出演した経歴もあるソン・ファンの長編デビュー作『記憶が私を見る』は、80年代の台湾ニューウェーブを想起させる親密さをもって、ある家族の姿を描き出す。交わされる会話の話題はごくありふれたものだが、その端々から浮かび上がる親と子の異なる世代の問題がこの映画の主題であろう。長回しを多用したカメラワークも見事。若手作家を積極的にサポートするジャ・ジャンクーがプロデューサーをつとめる。ロカルノ映画祭でワールド・プレミア上映され、最優秀新人監督賞を受賞した。
【出町座】3/18(水)21:15〜、【出町座】3/19(木)18:50〜
フラワーズ・オブ・シャンハイ Flowers of Shanghai
1998/台湾/130分/配給:松竹
監督:ホウ・シャオシェン(HOU Hsaio-Hsein)
*2019年度 特別招待作品 ▶オリヴィエ・アサイヤス氏(映画監督)Q&Aレポート
19世紀末、清朝末期の上海の高級遊郭に集う人々を描写したハン・チー・ユンの呉語による長編小説『海上花列伝』、及びそれを中国語訳したチャン・アイリンの「海上花』を原作としてトニー・レオンをはじめとする香港、台湾、日本のスターたちの競演で描いた作品。すべての場面を遊郭の内部に限定し、華やかながら閉鎖的な空間の中で繰り広げられる男女の駆け引きを3人の女性を主人公として描く。実際に清朝時代に使われていた骨董品を大量に購入し、台北郊外に建てられたオープンセットで撮影された。ランプの炎を暗闇に浮かび上がらせる名手リー・ピンビンのワン・シーン、ワン・カットを貴重とする撮影も素晴らしく、過ぎ去った時代への挽歌とも言うべき傑作。現在は監督としても活躍する半野喜弘の映画音楽デビュー作である。クラシック映画の修復作業に定評のあるイタリアのラボL’Imagine Rtorvataで本年4K修復作業が行われ、更に音声を5.1chにリミックスしたバージョンを上映。
3/18(水)18:50〜出町座
ニワトリはハダシだ chicken is Barefoot
2003/日本/113分/配給:シマフィルム
監督:森﨑東(MORISAKI Azuma)
*2003年度 特別招待作品 ▶作品公式サイト◀
知的障害を持つ少年サムは、人並みはずれた記憶力を持っている。しかし、その能力が災いして偶然にも警察の汚職事件に巻き込まれてしまう。『喜劇・女は男のふるさとよ』(71)『黒木太郎の愛と冒険』(77)等、数々の傑作を放ち続けた巨匠・森﨑東監督が、原発ジプシーの生き様を描いた傑作『生きてるうちが花なのよ、死んだらそれまでよ党宣言』に続き現代日本の根底にはびこる諸相を炙り出す。出演は森﨑組を体現する原田芳雄、倍賞美津子ら邦画界の重要な俳優が集結、さらに浜上竜也、肘井美佳、加瀬亮などの若手が駆け回る、ごった煮的な痛快作となった。シマフィルム代表・志摩敏樹がたっての希望で森﨑監督に請い本作が実現。記念すべきシマフィルム第1回作品。東京フィルメックスのクロージングを飾った後、翌年のベルリン映画祭フォーラム部門招待作品に選出され、好評を得、日本映画の巨匠・森﨑東の国際的な発見の契機となった。
【京都シネマ】3/15(日)16:15〜
おそいひと Late Bloomer
2004/日本/83分/配給:シマフィルム
監督:柴田剛(SHIBATA Go)/With English sub
*2004年度 コンペティション出品 ▶作品公式サイト◀
電動車椅子で移動し、ボイスマシーンで会話を交わす。重度の身体障がい者である住田は、介護のサポートを受けながら、よき理解者でもあるバンドマンのタケとつるんだりして悠々暮らしている。そんなある日、住田のもとに大学の卒業論文のために介護を経験したいという女子大生が現れる。住田の中で彼女に対する整理しきれない違和が蠢き始め、次第に狂気に身を委ねていくことになる。大阪芸大の制作スタッフを中心に、実際の障がい者住田さんを主人公にした映画を作る企画が立ち上がり、柴田剛が監督となった。住田さんや地域の障がい者コミュニティと関係性を深め、試行錯誤を繰り返し、長きにわたる撮影〜ポスプロ期間を経て本作は完成。world’s end girlfriendの楽曲とモノクロの画調は美しきノイズの世界を構築し、観る者を緊縛。やがて訪れるアイロニカルでマジカルなエンディングへと向かう。フィルメックスのプレミアで観客を騒然とさせ、ロッテルダムはじめ各国の映画祭を多数巡回したエポックメイキングな作品。
【出町座】3/13(金)20:55〜
堀川中立売 DOMAN SEMAN
2010/日本/124分/配給:シマフィルム
監督:柴田剛(SHIBATA Go)
*2010年度 コンペティション出品 ▶作品公式サイト◀
京都を舞台に、タイトルに京都の地名を入れることを約束事に、若手作家がオリジナル企画で挑むシマフィルムによる映画製作シリーズ「京都連続」の第一弾。『おそいひと』の柴田剛が強い磁場を放つ京都という土地と現代社会の闇への怒りを圧倒的な独創性で劇化。大妖怪・加藤 the catwalk ドーマンセーマンが人類の悪意を増幅し妖怪化させようと企む。それを監視する陰陽道を司る男・安倍さんが、ヒモの信介とホームレスのツトムを監禁し、式神として従える。鍵を握るのは少年時に大量殺人を犯した寺田の存在。異形のパラレルワールドがやがて現実世界を大きく狂わせ、2極の力が衝突する。通常の映画文法を大きく逸脱し、観る者に挑むかのような表現を叩き込み、観客が賛否両論に分かれた大問題作。フランクフルト日本映画祭Nippon Connection2011にてNippon Visions Awardを受賞した。
【出町座】3/14(土)20:35〜
どこへ出しても恥かしい人 A person who lives while at a loss(Working title)
2019/日本/64分/配給:シマフィルム
監督:佐々木育野(SASAKI Ikuya)
*シマフィルム新作関西プレミア ▶作品公式サイト◀
ちあきなおみ、大島渚、中上健次らを魅了した、友川カズキ。本作はその異形のアーティストの孤高の表現活動と競輪狂いの日々とを収めたドキュメンタリーだ。川崎の小さなアパートで暮らす友川は、一日の大半を競輪場に出向くか、家でのレース予想に割く。映画はその生活の一端を捉えてゆく。4人息子と妻という家族がいながらも独居する友川の慎ましくさえ見える日常は、競輪に賭ける異様なほどの情熱と、内蔵を吐き出すかのようなライブ、たやすい共感など寄せ付けないドローイング(絵画)といった表現の過激さと併存している。何十年も変わらないこの鋭利な表現性はどこから湧き出すのか。2010年の撮影から紆余曲折を経て昨年完成した新作。
【京都シネマ】3/14(土)16:15〜 *上映後、佐々木育野監督 舞台挨拶。
【タイムテーブル】
【INFOMATION】
◆『静かな雨』出町座にて絶賛上映中!
釜山国際映画祭でワールドプレミアを飾り、2019年東京フィルメックス観客賞を受賞した話題作。詩的想像力に裏打ちされた演出が冴え渡る日本の若すぎる名匠・中川龍太郎監督最新作。
◆『オルジャスの白い馬』3/20より出町座にてロードショー!
東京フィルメックスディレクター市山尚三氏がプロデューサーをつとめ、『アイカ』でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞を獲得したサマル・イェスリャーモワが森山未來とW主演を果たした日本・カザフスタン合作最新作。
◆『象は静かに座っている』3/20より出町座にて1週間限定上映!
『サタンタンゴ』のタル・ベーラのもとで学び、本作完成後に自ら命を絶ったフー・ボーによる唯一無二の傑作。2018年東京フィルメックスコンペティションで国内初上映され、2019年の劇場公開で大きな話題となった。
◆『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』2/28より京都みなみ会館にてロードショー!
『象は静かに座っている』と同じく2018年東京フィルメックスコンペティションで日本初上映され、観衆に衝撃を与えた中国の巨星ビー・ガンによる規格外の1作。中国新世代の代表格として世界から最大限の注目を集める。
TOKYO FILMEX in KYOTO 2020
東京フィルメックス 京都出張篇
主催:認定NPO法人東京フィルメックス、シマフィルム株式会社