東京不穏詩

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2020

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Original title:Bad Poetry Tokyo
Country: Japan
Language: Japanese
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夢も愛も失ったとき、ひとはどこへ向かうのだろう?
インド出身の新鋭アンシュル・チョウハン監督×最優秀女優賞 3冠 飯島珠奈が抉り出す
人の心にうごめく〝堪えきれない衝動〟__

【INTRODUCTION】

「人は愛や夢があるうちはそれだけで生きていける気になるが、その両方に裏切られた時、どうなるのか?」。監督の真摯な問いかけを共に極限まで突き詰めた珠玉のキャスト&スタッフたち。愛と夢に支えられ、しかしそれらに心を蝕まれる主人公ジュン。”誰しもに起きる”生の足掻き”を体現した飯島珠奈(『ケンとカズ』『浜辺のゲーム』)は、本作で大阪アジアン映画祭2018など3つの映画祭で最優秀女優賞を受賞。即興的な撮影現場から生まれた心の叫びに多くの共感と称賛の声が寄せられた。監督は、インドから2011年に来日し、本作が長編デビューとなるアンシュル・チョウハン。文化を跨ぐ独自の視点と各国スタッフから成る傑出した映像表現は瞬く間に注目を集め、ブリュッセル・インディペンデント映画祭グランプリほか世界各国で上映。日本の映画界にも新風をもたらす。
 

【STORY】

女優を目指し、東京のクラブで働く三十歳のジュン。ある日彼女が帰宅すると恋人のタカが仕向けた不審な男に貯めていたお金を奪われ、顔に深い傷をつけられる。夢も愛も一瞬で失ったジュンは5年前に飛び出した長野の実家へ帰ることに。受け入れがたい過去を知った事で何かが一気に弾けた彼女は亡き祖母の財産で暮らす粗暴な父に「強姦されたと言いふらす」となりふりかまわず財産の半分を要求。心の平衡を失っていくジュンはやがて偶然再会した旧友ユウキとの邂逅に居所を見出すが――。ジュン、タカ、父、ユウキ、軋み合う彼らの欲求はやがて”堪えきれない衝動”となり、誰も予想できない衝撃の事態を生む。罪、幸せ、性、倫理……。独自の視点で日本社会のニュースを読み解くインド人監督が逆照射する”われわれの現在”に、何を思う?

 


 

絶賛コメント

矢崎仁司(映画監督)

飯島珠奈さんの演技に圧倒された。
物語は、俳優の生身の肉体に宿るということを改めて思い出させてくれる映画。

内田英治(映画監督)

忘れもしない2015年の東京国際映画祭で女優・飯島珠奈と出会った。彼女の独特の存在感に刺激を受けたが、存在感がゆえに映えすぎてしまう面もあり、いい意味で演出が難しいだろうと感じた。しかし「東京不穏詩」は見事に彼女の魅力を引き出しており、そのリアリズムに唸った。東京と地方都市の間で何が起きているのか。それをアンシュル監督と飯島珠奈が見事に描いている。

斎藤工 (俳優/映画監督)

映画は”人間”が映る、映ってる人間の情念みたいなモノが宿る。
この作品に終始流れる、言語化出来ない、飯島珠奈の”覚悟”に観客は打ちのめされる。
嗚呼、凄まじき映画女優。

杉野希妃(女優、監督、プロデューサー)

命をかけて演じることは祈りに似ている。自らを殴りつけ、痛めつけ、全身全霊で曝け出した飯島珠奈がただただ美しくて、胸が詰まった。

森栄喜(写真家)

夢が、愛が剥ぎ取られ、寄り添い泣いてくれる誰かの涙ですら傷口にしみて痛い時、爽快なほどの諦めや怒りが身体を掻き立てる時、「お前は許せるのか、恐れず立ち向かえるのか、自由になれるのか」と、過去の自分が挑発してくる。彼女はたったひとり駆け出す。灰色の太陽がまるで何かを見透かすように、じっと見下ろす荒野へ。がむしゃらに、あがきながら。

暉峻創三(映画評論家)

東京のオーディション会場で、クラブで、恋人の前で……。郷里に帰ってから父の前で、昔の恋人の前で……。それぞれの局面ごとに飯島珠奈が見せる顔と演技の引き出しの豊かさに、驚愕させられる。そしてインド出身アンシュル・チョウハン監督の、虚飾なき演出。どこで映画を撮っても個人と人間関係の深奥に迫れる、本物の才能が誕生した。

2018年/日本/1:1.34/116分
配給:太秦

監督:アンシュル・チョウハン
脚本:アンシュル・チョウハン ランド・コルター
撮影監督:マックス・ゴロミドフ
プロデューサー:アンシュル・チョウハン、茂木美那
制作マネージャー:ジップ・キング
音響:ロブ・メイズ 音楽:LO-SHI

出演:飯島珠奈、望月オーソン、川口高志、真柴幸平、山田太一、ナナ・ブランク、古越健人