ベルリンの壁崩壊30周年記念上映 東ドイツ映画『パウルとパウラの伝説』作曲家トーク

上映スケジュール

2019/12/4(水)

19:00開演
上映:19:00〜20:50終/アフタートーク:21:00〜21:30終

料金

当日一般:1500円/シニア:1100円
学生|出町座会員|障がい者割引:1000円

【アフタートーク】
登壇:ペーター・ゴットハルト(作曲家)
聞き手:高岡 智子(龍谷大学社会学部・専任講師)

参加資格:映画をご覧いただいた方はもちろん、どなたでもご参加いただけます。

ベルリンの壁崩壊から30年、東ドイツの若者の日常を描いたカルト映画『パウルとパウラの伝説』の作曲家、ペーター・ゴットハルト氏が来日し、東ドイツのロックバンド、プディーズを大ヒットさせた本作の魅力について語ります。

『パウルとパウラの伝説』“Die Legende von Paul und Paula”

1973年/東ドイツ/105分/DCP・日本語字幕付き上映

監督:ハイナー・カーロウ
脚本:ハイナー・カーロウ、ウルリヒ・プレンツドルフ
製作:エーリッヒ・アルブレヒト
撮影:ユルゲン・ブラウアー 編集:エヴェリン・カーロウ
音楽:ペーター・ゴットハルト
製作:DEFA

出演:アンゲリカ・ドムレーゼ、ヴィンフリート・グラットツェーダー

【あらすじ】
東ドイツのエリート官僚のパウルと、二人の子どもを育てるシングルマザーのパウラ。近所に住んでいたふたりは、ある日ディスコで出会い、情熱的な恋に落ちる。しかし、その恋路にはさまざまな困難が待ち受けていた。パウルの子を身ごもったパウラの結末は…。

【本作のみどころ】
本作は、東ドイツで300万人の観客を動員した大ヒット作。ディスコ、遊園地、仕事場、家庭生活など、東ドイツのありのままの姿をスクリーンに映した本作は、人々の心をとらえた。自由奔放な女性パウラの描き方が批判され、公開が危ぶまれた本作であるが、当時の党書記長エーリッヒ・ホーネッカーにして「若者に見せたい」と言わしめた東ドイツ映画史に輝く作品である。


ペーター・ゴットハルト(Peter Gotthardt)
1941年ライプツィヒ生まれ。旧東ドイツを代表する映画音楽作曲家、無声映画の伴奏家として活躍。東ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学卒業後、DEFA(デーファ、東ドイツ映画株式会社)の傑作『パウルとパウラの伝説』(H.カーロウ監督、1973)の音楽を担当し、注目を浴びる。壁崩壊後も、フランク・バイヤー、フォルカー・シュレーンドルフ監督の作品に協力。これまで500本以上の映画で音楽を担当、2018年にはドイツ映画音楽賞を受賞。


 

【関連企画】
11/29に龍谷大学深草キャンパス内にて関連イベントがございます。ごちらもあわせてご関心くださいませ。