掌編小説という短さの中で、読者を笑わせ、楽しませ、考えさせる。そんな芸当をやってのける唯一無二の作家エトガル・ケレット。2019年にイスラエルで最も栄誉ある文学賞=サピール賞を受賞した最新作「銀河の果ての落とし穴」もこの9月に河出書房新社より翻訳出版されます。さらに、その才能はジャンルを超え映像の世界でも、ときには監督、ときには役者として、またあるときには映画監督で女優の妻シーラ・ゲフェンとの共作という形でも発揮されています。たぐいまれな才能を持ちながらまったく気取るところのない“おもしろおじさん”であるケレットの魅力を、多くの方に知ってほしいと考えています。
―――秋元孝文(甲南大学文学部英語英米文学科教授/本映画祭企画)
上映作品紹介
【A】『エトガル・ケレット ホントの話』 Etgar Keret – Based on a true story
2017年/67分/監督:ステファン・カース/出演:エトガル・ケレット、シーラ・ゲフェン、ほか
★2017年国際エミー賞芸術部門受賞 ★日本初上映
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【B】『ジェリーフィッシュ』 Jellyfish
2007年/78分/監督・脚本:エトガル・ケレット、シーラ・ゲフェン/出演:サラ・アドラー、ほか
★2007年カンヌ国際映画祭カメラドール受賞
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【C】『リストカッターズ』 Wristcutters:A Love Story
2007年/88分/原作:『クネレルのサマーキャンプ』(エトガル・ケレット著)/監督:ゴラン・デュキック/出演:パトリック・フュジット、シャニン・ソサモン、トム・ウェイツ、ほか
★日本初上映
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【D-1/D-2】『ミドルマン』(全4話) Middle man
2019年/1〜2話:91分(D-1プロ),3〜4話:85分(D-2プロ)/監督:エトガル・ケレット、シーラ・ゲフェン/出演:マチュー・アマルリック、ほか
★世界初上映
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映画祭フライヤー画像
エトガル・ケレット&シーラ・ゲフェン来日プロジェクト総合サイト
http://etgar-shira-jp.strikingly.com/
こちらの映画祭以外にも、ケレットの著作刊行や各地で様々なテーマでのトークイベントを開催!
詳細はこちらのリンク先をご覧くださいませ!
【上映作品】
『エトガル・ケレット -ホントの話-』(2017年/67分/ステファン・カース監督)
『ジェリーフィッシュ』(2007年/78分/エトガル・ケレット&シーラ・ゲフェン監督)
『リストカッターズ』(2007年/88分/ゴラン・デュキック監督)
『ミドルマン』全4話(2019年/1〜2話:91分、3〜4話:85分/エトガル・ケレット&シーラ・ゲフェン監督)