ギターはもう聞こえない

上映スケジュール

2019/9/14(土)〜9/20(金)

9/14(土)〜9/20(金)18:05(〜19:45終)
*9/20で終映。

料金

通常料金設定

Original title:J'entends plus la guitare
Country:France
Language:French
▶IMDb Info.

9/15(日)本編上映後にミニトーク開催!
登壇:宮崎大祐さん(映画監督『TOURISM』『大和(カリフォルニア)』)

【注意事項】
*ミニトークは上映後、会場を移動して30分程度行います。
*映画のご鑑賞は、当日受付にて座席指定制。事前予約などはございません。
*当日券の販売、座席指定受付は出町座営業開始より始めます。
*定員に達し次第売り止めとなります。予めご了承ください。
*登壇者はやむを得ない事情により変更またはキャンセルとなる場合があります。予めご了承ください。
*イベント、舞台挨拶回は招待券使用不可。
*写真撮影などの可否は当日ご案内しますので、無断で行わないようご注意ください。
*非常識な行動が見受けられた際は、当方の判断でご退出いただく場合があります。

公式サイト

1964年、16歳の処女短編「調子の狂った子供たち」から現在に至るまで精力的に映画を撮り続けている、ヌーヴェル・ヴァーグ以降のフランスを代表する映画監督フィリップ・ガレル(1948年~)。ガレル自身が自らの数多くの作品のなかで「自伝と台詞の時代」として区切る中期の代表作『救いの接吻』(89年)、『ギターはもう聞こえない』(91年)を上映します。

かつて愛した人、ニコに捧げた愛の物語
私映画の極北にして、ガレル映画のひとつの頂点を成す傑作

海辺の町で共同生活を送るジェラールとマリアンヌ、マルタンとローラの二組のカップル。一度は別れたジェラールとマリアンヌは、パリで再びともに暮らすが、次第にドラッグに溺れ生活は困窮を極めていく。最終的に別離を選び新しい家庭を持ったジェラールに、ある日、マリアンヌの訃報が届く。

フィリップ・ガレルが前妻ニコの急逝直後に製作した、極めて私的なラブストーリー。ニコとの生活と破局、息子の誕生、そして突然訪れた彼女の死。かつて愛した人との記憶と死の衝撃が、美しくも残酷にスクリーンへ映し出される。自伝的な物語でありながら、俳優たちの演技と洗練された台詞によって誕生した、普遍的な愛の物語。本作は、1991年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞し、1964年から現在までのガレルの膨大なフィルモグラフィのなかでも、あるひとつの頂点を成すといえる傑作。撮影は、今やフランス映画には欠かせない名撮影監督カロリーヌ・シャンプティエ。前作に引き続き、マルク・ショロデンコによる印象的な台詞の数々が、陰惨で残酷な物語を美しく彩る。






『救いの接吻』

1991年/フランス/98分/カラー

監督:フィリップ・ガレル
脚本:フィリップ・ガレル、ジャン=フランソワ・ゴイエ 台詞:マルク・ショロデンコ
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ 編集:ソフィー・クサン、ヤン・ドゥデ
音楽:ファトン・カーン、ディディエ・ロックウッド

出演:ブノワ・レジャン、ヨハンナ・テア・ステーゲ、ミレーユ・ペリエ、ヤン・コレット、ブリジット・シィ