アウトゼア 【台湾NOW】

上映スケジュール

1/19(土)限定上映

10:00〜『台北ストーリー』(エドワード・ヤン監督)
12:25〜『アウトゼア』(伊藤丈紘監督)
*『アウトゼア』上映後、伊藤監督アフタートークあり。

料金

通常料金設定

*伊藤丈紘監督アフタートーク
エドワード・ヤンについての台湾関係者への取材インタビュー(「エドワード・ヤン 再見/再考」フィルムアート社・刊)を契機に本作制作に至ったことや、本作で映されるものの問題などについて伊藤監督にお話をうかがいます。また今回の台湾巨匠傑作選で上映される作品や作家についても、現在の視点から語って頂きます。

*アフタートークは『アウトゼア』上映後、フロアを移動して行います。
*当日受付にてチケット販売。座席指定制。事前予約、座席指定前売券などはございません。
*当日は出町座営業開始時より受付を始めます。
*定員に達し次第売り止めとなります。予めご了承ください。
*登壇者はやむを得ない事情により変更またはキャンセルとなる場合があります。予めご了承ください。
*舞台挨拶、イベントつき上映回は招待券使用不可。

イントロダクション

 「喪失」という感情を抱えたまま、私たちはこの世界をどう生きていくべきなのか。 頓挫してしまった映画撮影を再開するべく、新たなキャストを探していた日本人映画監督。 そして故郷を失った台湾人青年。 国境を超えたふたりの出会いから、この現代を生きる真実が描かれる。
 本作は日本と台湾を舞台に、みずからのアイデンティティを探し求める台湾人青年の姿を映したドキュメンタリー・フィクションである。 ワールドプレミアとなった第27回マルセイユ国際映画祭では、日本映画として初めてとなるインターナショナル・コンペティション・ 処女長編コンペティションへのダブル・ノミネートを果たす。その後もイタリア、ニューヨーク、オランダ、アルゼンチンなど世界各国の国際映画祭へ正式招待され注目を集める。また台湾で開催された第17回South Taiwan Film Festivalでは、日本人監督として初の最優秀新人作品賞を受賞した。

シノプシス

 映画監督である晴夫は、台湾で撮影予定の新作が資金難のため制作中断となり、撮影済のテストフィルムだけが手元に残った。 晴夫は映画制作を再開させようとプロデューサーと共にシナリオを書き直し、新しい俳優探しを始める。 そんな中、晴夫はオーディションに応募してきた台湾人青年、馬と出会う。 生まれ故郷であるはずの台湾から離れて生きていきたい、帰る場所など必要ない。 そう語る馬に晴夫は不思議な魅力を感じ、映画のための対話を重ねていく。 こうして新しい映画制作が始まるかに見えたが…。
 台湾と日本を舞台に、前半部の映画づくりの様子や監督と青年との対話が、 やがて台湾現代史を背景にした家族の記憶、そして「いまここ」で生きる青年の実人生の姿へとつながり、渾然一体に映し出されていく。 映画はいつしか帰る場所を求めて台湾と日本、そして過去と現在を彷徨う馬の人生の物語となり、過去と現在、ドキュメンタリーとフィクションが越境していく可能性を見つめていく。

監督略歴

伊藤丈紘 Takehiro Ito

1984年宮城県生まれ。横浜国立大学大学院を修了後、東京芸術大学大学大学院映像研究科映画専攻監督領域へ進学。同大学院において黒沢清監督のもとで学ぶ。『アウトゼア』は修了後初の長編デビュー作品となる。また本作が生まれるきっかけともなった映画監督エドワード・ヤンについての台湾関係者への取材インタビューが、2017年に発売された『エドワード・ヤン 再見/再考』(フィルムアート社 )において発表されている。


キン・フー、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤン、ワン・レン、ツァイ・ミンリャン、そして劇場初公開の「スーパーシチズン 超級大国民」を含む13本一挙上映!受け継がれる台湾ニューシネマの系譜を今こそ観よう!今回は新しい台湾映画(および拡張する台湾ニューシネマ)の新作を紹介する〈台湾NOW〉も同時開催!

台湾巨匠傑作選 KYOTO

1/19(土)〜2/8(金)出町座にて開催!
【ラインナップ】
『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』(キン・フー監督/1967年/111分)
『俠女』(キン・フー監督/1971年/180分)
『風櫃の少年』(ホウ・シャオシェン監督/1983年/101分)
『台北ストーリー』(エドワード・ヤン監督/1985年/119分)
『恐怖分子 』(エドワード・ヤン 監督/1986年/109分)
『ナイルの娘 4K』(ホウ・シャオシェン監督/1987年/93分)
『青春神話 』(ツァイ・ミンリャン監督/1992年/106分)
『ウエディング・バンケット』(アン・リー監督/1993年/108分)
『愛情萬歳 』(ツァイ・ミンリャン監督/1994年/117分)
『スーパーシチズン 超級大国民』(ワン・レン監督/1995年/120分)
『河』(ツァイ・ミンリャン監督/1997年/115分)
『藍色夏恋 』(イー・ツーイェン監督/2002年/84分)
『あの頃、君を追いかけた』(ギデンズ・コー監督/2011年/110分)
*詳細はこちら▶ https://demachiza.com/movies/3197
 
 
 
 
 
 


関連企画:台湾NOW

台湾巨匠傑作選と同時に開催!台湾映画の最新話題作、台湾から出て国際共同制作に臨む監督作、そして日本から台湾の現代史を新たな角度から見つめる野心作。台湾ニューシネマは更に拡張し、新たな貌(かお)を見せている。今だからこそ、ニューシネマの巨匠作品とともにこれらもあわせて観ていただきたい。

アウトゼア

2016年/日本・台湾/125分
South Taiwan Film festival(南方影展) 最優秀新人作品賞
監督:伊藤丈紘 脚本:伊藤丈紘、馬君馳(Ma Chun Chih)
撮影:佐々木靖之/録音:藤口諒太/編集:伊藤丈紘/音楽:アレクサンドラ バルコフスカヤ/製作会社:EYES FILMS
キャスト:馬君馳(Ma Chun Chih)、小林晴夫、北浦愛、服部竜三郎、瀬戸夏実

★1/19(土)1回限定上映&伊藤丈紘監督トークあり。

映画監督である晴夫は、台湾で撮影予定の新作が資金難のため制作中断となり、撮影済のテストフィルムだけが手元に残った。 晴夫は映画制作を再開させようとシナリオを書き直し、新しい俳優探しを始める。そんな中、晴夫はオーディションに応募してきた台湾人青年、馬と出会う。台湾と日本を舞台に、前半部の映画づくりの様子や監督と青年との対話が、やがて台湾現代史を背景にした家族の記憶、そして「いまここ」で生きる青年の実人生の姿へとつながり、渾然一体に映し出されていく。過去と現在、ドキュメンタリーとフィクションが越境していく可能性を見つめた作品で、マルセイユ国際映画祭を皮切りに、ロッテルダムやトリノなど世界各地の映画祭で上映され注目を集める。本作が生まれるきっかけともなった映画監督エドワード・ヤンについての台湾関係者への取材インタビューが、2017年に発売された「エドワード・ヤン 再見/再考」(フィルムアート社)において発表されている。南台湾映画祭で最優秀新人賞を受賞した、過去と現在を結びつける、来るべき新世代の映画。
 
 
 


怪怪怪怪物!

2017年/台湾/北京語/110分
監督/脚本:ギデンズ・コー(九把刀)
出演:トン・ユィカイ、ケント・ツァイ、ユージェニー・リウ、チェン・ペイチー、ジェームズ・ライ、タオ・ボーメン、リン・ペイシン

★1/19(土)〜25(金)/2/2(土)〜2/8(金)特別ロードショー!

『あの頃、君を追いかけた』のギデンズ・コー監督最新作で、口コミでじわじわと「傑作!」とその評価が広がりつつある話題作。ギデンズ・コーのオリジナル脚本による学園ホラーで、いじめっ子グループとその下僕にされている主人公の少年が偶然に2匹のモンスターと遭遇、“小さい方の”モンスターを捕獲し、奇妙な実験の日々が訪れる。学園カーストの中でモンスターが介入することで、やがて事態は大きな展開を迎える。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


夏、19歳の肖像

2017年/中国/105分/原題:夏天十九岁的肖像 EDGE OF INNOCENCE
配給:マクザム/配給協力・宣伝:フリーマン・オフィス
監督:チャン・ロンジー『共犯』『光にふれる』
原作:島田荘司(「夏、19歳の肖像」文春文庫刊)
出演:ファン・ズータオ、ヤン・ツァイユー、リー・モン、カルビン・トゥ、チュウ・チーイン

★1/26(土)〜2/1(金)特別ロードショー!

日本のミステリー作家・島田荘司の同名小説を中国で映画化。監督は『光にふれる』(2012年/台湾・香港・中国合作)、『共犯』(2014年/台湾)のチャン・ロンジー。ホアン・ズータオ演じる大学生の青年が、病室の窓から見える邸宅にいる美女を望遠鏡で覗いていると、彼女が口論の末に男を刺すのを目撃してしまう。アジア各国からの座組みで組まれた製作体制による青春ミステリー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2016年/日本・台湾/126分/英題:Out There
South Taiwan Film festival(南方影展) 最優秀新人作品賞
監督:伊藤丈紘 脚本:伊藤丈紘、馬君馳(Ma Chun Chih)
撮影:佐々木靖之/録音:藤口諒太/編集:伊藤丈紘/音楽:アレクサンドラ バルコフスカヤ/製作会社:EYES FILMS
キャスト:馬君馳(Ma Chun Chih)、小林晴夫、北浦愛、服部竜三郎、瀬戸夏実