PFF アワード 2017 観客賞 ベルリン国際映画祭史上最年少招待作品
日本映画の超新星!山中瑶子監督の処女作『あみこ』京都公開決定!
■INTRODUCTION
十代の最後に独学で撮った処女作が、世界各国の映画祭で熱狂を巻き起こしている。監督は山中瑶子。彼女が大学をドロップアウトした後の19歳から20歳にかけて撮りあげた処女作『あみこ』は、スタッフ・キャストをSNSで探し出し、仲間と共に完成させたDIYスピリット溢れる純度100%のインディペンデントムービーだ。世界最大の自主映画の祭典・ぴあフィルムフェスティバルのアワードにいきなり選出され、観客賞も受賞。ベルリン国際映画祭では史上最年少での招待作品となり、フォーラム部門ディレクターのクリストフ・テルヘヒテ氏に「ルイ・マルの『地下鉄のザジ』を彷彿とさせ、想像力と遊び心に関して言えば、ヤマナカヨウコ、あんたが一番!」と言わしめた。その後、香港、韓国、カナダなど世界各地の映画祭に招待され、国境を越えたあみこフィーバーを巻き起こす。北米最大の日本映画祭・ジャパンカッツでは、客席で偶然観ていた音楽家の坂本龍一氏も『あみこ』を絶賛!なんと本人からコメントも寄せられた。そして今回、待望の日本での劇場公開が決定!超新星・山中瑶子の鮮烈なデビューの証人となれ!
■コメント
久しぶりに爽やかな日本映画を観た気がする。何というか映画の後味が爽やか。そして若い。
そう、60年代初頭に登場したヌーヴェル・ヴァーグの映画のような軽さと滑稽さ、痛さとテンポが感じられる。今後の作品が楽しみだなあ。
坂本龍一(音楽家)
オンナの臭みが充満している。眩しいぜ、匂いがキラキラと輝きを放っている。窒息しそうだ。瞬間の感情が刻み込まれた連続時間、それが映画だ。思い出やメモリーや記憶や記録や残像をすれ違って、眩しいぜ。
向井秀徳 (ZAZEN BOYS)
■世界各地の映画祭で上映
2017年
9月 第39回ぴあフィルムフェスティバル観客賞
2018年
2月 第68回ベルリン国際映画祭
3月 第42回香港国際映画祭
4月 第47回Sehsüchte国際学生映画祭(ポツダム)
5月 第19回全州映画祭(韓国)
6月 SpainMovingImagesFestival(マドリード)
7月 第12回ジャパンカッツ(NY)
7月 第22回ファンタジア映画祭(モントリオール)
8月 FESTIVAL INTERNACIONAL DE CINE QUITO (エクアドル)
9月 山一国際女性映画祭(成都)
10月第25回 FESTIVALINTERNACIONALDECINEDEVALDIVIA(チリ)
10月Japannual 日本映画祭 (オーストリア)
■STORY
「人生頑張ったって仕方がない。どこへ行こうが意味はない、どうせ全員死ぬんだから。」…そんなあみこが恋に落ちたのは、同じく超ニヒリストながらサッカー部の人気者でもあるアオミくん。一生忘れられない魂の時間を共有したふたりは、愛だの恋だのつまらない概念を超越した完全運命共同体、現代日本のボニー&クライド、シド&ナンシーになるはずだったが…。
■公式
Twitter @amikolemon
サイト wakeupbluelemonade.tumblr.com
『あみこ』2017年/日本/66分
監督・脚本:山中瑶子
撮影:加藤明日花、山中瑶子
録音:岡崎友理恵 編集:山中瑶子
音楽:大堀翔太郎
制作:菊地美咲、溝口萌子、八木真琴、渡部友理
出演:春原愛良、大下ヒロト、峯尾麻衣子、長谷川愛悠、廣渡美鮎、高橋寿男、阿部悠季乃、金子銀二