佐野広実さんの「不穏三部作」2作目となる小説を原作に、『君は永遠にそいつらより若い』の吉野竜平監督が現代社会の声なき者たちの極限の決断と暗躍(シャドウワーク)を、重厚なサスペンスとして描ききる。原作小説の巧みなストーリーテリングと、吉岡里帆、奈緒をはじめとしたキャスト陣の魂のこもった演技、吉野監督の卓抜した構成力と演出力が混然となった大注目作。
寂れた海岸に、近親者から暴力を受けた女性たちを匿うシェルター「おうち」があった。おうちでは数名の若い女性が共同生活をしている。ルールは「仕事はみんなで持ち回りでする」。家主の年配女性が彼女らを見守りながら、互いを労わりあうように暮らしている。おうちのルールはもうひとつあった。「おうちを出たら二度とここに帰ってきてはいけない」。DV加害者から隠れるためセキュリティの問題や、心身を癒した後に自立を促すということ__だと思われた。
だが、おうちには誰にも知られてはいけない秘密があった。
奪われ続け、心を殺された者たちが、再び生命を燃やし始める。決して表にできない闇のなかで__
『シャドウワーク』Shadow Work
2026/Japan/129min
出演:吉岡里帆、奈緒、美保純、酒井若菜、ファーストサマーウイカ、佐月絵美、原嘉孝、北村匠海、風吹ジュン
監督・脚本:吉野竜平
原作:佐野広実