
【ボリス・レーマン監督レトロスペクティブ】
主催:シエラアスール
共催:大阪大学大学院人文学研究科芸術学専攻アート・メディア論コース(招聘・学術協力)
協力:ベルギー王立シネマテーク、シネマテーク・ド・トゥールーズ、イタリア国立ホームムービー・アーカイブ、ジャスティン・マッケンジー・ピアーズ
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【出町座で上映する作品】
【A-1】『交響曲』Symphonie
1979年/35min
閉所恐怖症を患ったユダヤ人の男 が、アパートの一室で大戦時の潜 伏生活を再現する。12歳という役 柄ながら、その語りには37年前の 実体験と今が色濃く反映される。 セルジュ・ダネーによってカイエ週 間に選出された一本。
【A-2】『鯉のように押し黙る』Muet comme une carpe
1987/38min
鯉が水揚げされ、伝統料理ゲフィルテ・フィッシュとして食卓に並ぶまでの旅路を追った作品。現代のユダヤ人を巡る様々なイメージが交差する。
【A-3】『人と私を結ぶ物』Choses qui me rattachent aux êtres
2010/15min
デジタル カメラを向けられたボリスがあらゆる物の名前と元の所有者を述べていく。ジャック・プレヴェールや清少納言の『枕草子』に触発されて撮られ、人の生の厚みを見事に表現した短編。
【B】『髪の物語(シベリア)』Une histoire de cheveux (Sibérie)
2020/83min
強制収容所からの「架空の脱走」によって幕を開ける、私的かつ壮大なロードムービー。シベリアの広大な雪景色の中を自らのルーツを求めて彷徨い、ユダヤ人自治州ビロビジャンへと辿り着く。日記映画のひとつの到達点。
【C】『葬儀(死の技法について)』Funérailles (de l'art de mourir)
2016/97min
自らの死と映画の終わりを、壮大なユーモアと愛を込めて演じ切る自伝的試み。「存在すること」から「消滅すること」へ、死すらも対話と戯れの舞台へと昇華させながら、自らを永遠のノマドへと解放した壮絶なる遺言的一作。