わたしたちに祝福を
ろう者当事者である横尾友美が監督・脚本を手がけた長編映画。
ろう者や女性が抱える痛み、愛、そして生きづらさを3つのストーリーで繊細かつ強烈に描いた映画。
優生保護法が残した深い傷。手話を禁じられた時代を生きた母との記憶。
そして、現在にもなお残る差別や偏見、不妊への葛藤。
「愛すること」「子どもを産むこと」「家族になること」。
社会の中で当たり前とされてきた価値観に揺れながら、三つの時代を生きるろう女性たちの人生を描く。
ろう者の身体性と言語である手話を軸に、これまで十分に語られてこなかった女性たちの歴史と現在を静かに映し出す芸術的な長編映画。
無音の中に響く叫び。やがて、ろう者の身体から「オンガク」が生まれる――。
2024年の公開後、日本各地で上映され、台湾、フィリピン、イギリスなど海外でも上映。各地で観客との対話を重ねながら、現在も上映を続けている。
本作上映後、横尾友美監督によるアフタートークを行います。
本作の制作背景や、ろう者の文化・手話表現についてお話しするとともに、監督自身が見聞きしてきた優生保護法による強制不妊の実態や、手話が禁止された時代を生きたろう者たちの歴史、そしてそれらが現在にも残る影響について、映像・身体表現に込めた意図を交えながらお話しします。
また、三つの時代を生きるろう女性たちの生き方や、本作に込めた思い、映画では描ききれなかったエピソードにも触れながら、観客の皆さまと作品について考える時間を予定しています。
*手話・音声日本語で実施予定(読み取り手話通訳付き)

『わたしたちに祝福を』
2024/Japan/60min
監督:横尾友美
出演:
片岡芙美子
番匠七海
横尾友美
村上信次
雫境