日本で勃興した総合格闘技「PRIDE」で活躍した格闘家マーク・ケアーの知られざる人生を、プロレスラーであり俳優である「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソンが「これこそ俺が本当にやるべき企画だ」と自ら製作・主演を務めて映画化。霊長類ヒト科最強の男でありながら実は極めて繊細な心の持ち主であったケアーをロックさまが最高の演技で体現。痛み止め薬物(オピオイド)との戦い、そしてエミリー・ブラント扮するケアーの妻ドーンとのエンドレス夫婦喧嘩というリング外の切なすぎる戦いに涙する。
『神様なんかくそくらえ』『アンカットダイヤモンド』などで共同監督をしていたサフディ兄弟の弟ベニーが単独で本作を監督(同時期に兄のジョシュは『マーティ・シュプリーム』を単独で監督)。『ウィンストン・チャーチル』で米アカデミー賞を受賞したメイクアップアーティストのカズ・ヒロによる毎回4時間のメークアップが施され、ドウェイン・ジョンソンは撮影に臨んだ。
本作は決して格闘技の血と汗がほとばしる高揚感を主にした作品ではなく、人類最強の肉体を持ちながら、リングの中でも外でも、自身の心の弱さと戦い続けたひとりの人間の姿を描くヒューマンドラマである。
『スマッシング・マシーン』The Smashing Machine
2025年/USA/123min
監督・脚本・編集:ベニー・サフディ
特殊メイクデザイナー:カズ・ヒロ
出演:ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント
ライアン・ベイダー、バス・ルッテン、オレクサンドル・ウシク
大沢たかお、石井慧、光浦靖子、布袋寅泰