ハンナだけど、生きていく!

上映スケジュール

8/25(土)〜8/31(金)★1週間限定上映!

8/25(土)19:30(〜20:55終)
8/26(日)〜8/31(金)19:15(〜20:40終)

料金

通常料金設定

公式サイト

『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグがインディペンデントな仲間と作った小さな映画。
まるでヌーヴェルヴァーグのようなアメリカ映画の新しい息吹。

レナ・ダナム『タイニー・ファニチャー』(2010年)、『レディ・バード』(2017年)と共に、
アメリカ映画の新たな潮流の原点的な本作を、ぜひご鑑賞ください!

 
 

グレタ・ガーウィグによる回想
私たちが『ハンナだけど、生きていく!』を作ったのは、それが楽しかったから。お金はほとんど無かった。200万円くらいかな。大した金額じゃない。私たちは朝起きて一緒に朝食を食べ、そして言うの、今日は何を撮影したい?って。何百時間も撮影して、その中から最も恥ずかしい場面を集めていったわ。夜になると、ジョー(・スワンバーグ)がそのフィルムを編集して組み立てていった。そこで面白いと思ったものから、次に私たちが何を撮影するか決めていったのよ。
(「the guardian」2013年11月7日記事より)

 
 

ジョー・スワンバーグ Joe Swanberg
製作・監督・脚本・撮影・編集

1981年8月31日、ミシガン州デトロイト生まれ。南イリノイ大学で映画を学ぶ。当時革新の最中にあったビデオテクノロジーとインターネットに強い興味を抱いた。2003年に卒業後、シカゴ国際映画祭に務める傍ら、数多くのウェブサイトと数本の短編映画を製作した。2005年に処女長編『Kissing on the Mouth』、さらに翌年には第二作『LOL』を監督した。これらは共にSXSWでプレミア上映され、後者ではグレタ・ガーウィグとはじめて出会うことになった。このコンビは、さらに続く作品『ハンナだけど、生きていく!』と『Nights and Weekends』へと受け継がれていく。前者では、アンドリュー・バジャルスキー、ライ・ルッソ=ヤング、マーク・デュプラスといったマンブルコア派の中心メンバーが顔を揃え、後者ではガーウィグが共同監督としてクレジットされている。5作目『Alexander the Last』ではノア・バームバックがプロデューサーとして参加。2010年には1年間で7本もの長編映画を監督、その多作ぶりが話題となる。2012年に撮った『ドリンキング・バディーズ』は日本でも東京国際映画祭で上映され、さらに2014年にはレナ・ダナムとアナ・ケンドリック主演で『ハッピー・クリスマス』を監督した。これまで全てデジタルで映画作りをしてきたスワンバーグだが、この作品でははじめて16ミリフィルムを使用。スワンバーグは、エレイン・メイ、ポール・マザースキー、ラース・フォン・トリアー、マルコ・フェレーリ、そしてエリック・ロメールからの影響を表明している。監督の他、俳優としても数多くの作品に出演している。

グレタ・ガーウィグ Greta Gerwig
出演(ハンナ役)・脚本

1983年8月4日、カリフォルニア州サクラメント生まれ。両親からリベラルな教義で知られるユニテリアン・ユニヴァーサリズムの教えを受ける傍ら、カトリック女学校にも通った。「感情過多な子供」と自らを表現するガーウィグは、ダンスに目覚め、ミュージカル舞台を学ぼうとするが、バーナード大学で英語と哲学を学ぶことになる。在学中の2006年、脚本を学ぶ目的で参加したジョー・スワンバーグ『LOL』に端役で出演。続く『ハンナだけど、生きていく!』『Nights and Weekends』でその才能を開花させ、マンブルコア派を象徴する女優として名を知られるようになる。『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』に出演したガーウィグは、その後も監督のノア・バームバックと共に『フランシス・ハ』『Mistress America』を共に作り上げ、公私にわたるパートナーシップを築き上げている。近年では、ウディ・アレンの『ローマでアモーレ』やホイット・スティルマンの『ダムゼル・イン・ディストレス』、ミア・ハンセン=ラヴの『Eden』に出演、さらに活躍の場を広げ、レベッカ・ミラー監督『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』、『トッド・ソロンズの子犬物語』、『20センチュリー・ウーマン』の出演を経て、自身の10代の経験を基に創作した『レディ・バード』で監督・脚本をつとめ、高い評価を受ける。アメリカで今最も注目すべき俳優、作家となった。

2007年/アメリカ/83分/原題:Hannah Takes the Stairs/配給:IndieTokyo
2007年SXSW正式出品作品/2007年ボストン・インディペンデント映画祭正式出品作品/2007年サラソタ映画祭正式出品作品

監督:ジョー・スワンバーグ
脚本:ジョー・スワンバーグ、グレタ・ガーウィグ、ケント・オズボーン、アンドリュー・バジャルスキー、ライ・ルッソ=ヤング、マーク・デュプラス、トッド・ロハル、ケヴィン・ベーベルスドルフ、ティッパー・ニュートン、クリス・スワンバーグ
スペシャル・サンクス:ダン・ブラウン、ジェイ・デュプラス、アーロン・カッツ

出演:グレタ・ガーウィグ、ケント・オズボーン、アンドリュー・バジャルスキー、ライ・ルッソ=ヤング、マーク・デュプラス、トッド・ロハル、ティッパー・ニュートン、クリス・スワンバーグ、ケヴィン・ベーベルスドルフ、ネイサン・アドロフ