「夕陽の中で盗塁するデブほど美しいものはない」
おじさんたちがただ野球をしているだけの映画。
なのに、終わりゆく中年の青春は、こんなにもキラキラしている。
原題の “ Eephus ” は野球用語で超スローボールのこと。
語源はヘブライ語で「何もない」の意味だと謂う。
意味なんて何もない。
ただ、いちど始めた試合は何があっても最後までやり抜く。
それだけだ。
『さよならはスローボールで』Eephus
2024/USA, France/98min
出演:キース・ウィリアム・リチャーズ、クリフ・ブレイク、リービル・“スペースマン”・リー、ウェイン・ダイアモンド、ジョー・カスティリオーネ
ラジオアナウンサー(声):フレデリック・ワイズマン
監督:カーソン・ランド
製作:カーソン・ランド、タイラー・タオルミーナ
製作総指揮:ブライアン・クラーク、ジム・クリスマン
脚本:ネイト・フィッシャー、カーソン・ランド
撮影:グレッグ・タンゴ 編集:カーソン・ランド