【ベルギーの闇三部作】
ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督がとり憑かれたように制作し続ける、決して逃れ得ぬ人間の恐ろしい闇を描く三部作。
2004年『変態村』CALVAIRE = キリスト磔刑の地ゴルゴタの丘、さらには髑髏の意。ラテン語。
2014年『地獄愛』ALLELUIA = ハレルヤ、賛美の意。ラテン語。
2021年『依存愛』ADRATION = 崇拝の意。
ぜひ、3作をご覧ください。
すると、恐るべき実態が浮き上がってきます。
グロリアという名の、女、母、少女がすべてに関わっている。
彼女に関わった者は例外なくすべて破滅へと至る。
一体、グロリアとは何なのか!?
彼女はどの時代も、どの場所にも、存在するのだ……人間がいる限り!
ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督がどっぷりとり憑かれながら警鐘を鳴らし続ける、恐るべき闇=魔の偏在を見よ!
『地獄愛』CALVAIRE
『変態村』から10年__【ベルギーの闇三部作】第2弾。
実在の殺人鬼カップルをモデルに愛の奈落の描いた、狂気のラブストーリー。
狂気にまみれた実話【ロンリー・ハーツ・キラー事件】を完全映画化。
ミシェルとグロリアは愛し合っている。彼らは孤独な狂人だ。そして彼らは関わる者ををみな殺す。
【ロンリー・ハーツ・キラー事件】
1940年代後半、アメリカで発生した狂える変態カップルによる連続殺人事件。マーサ・ベックと結婚詐欺師のレイモンド・フェルナンデスは文通で出会い恋に落ち、マーサは兄妹と偽りレイモンドの稼業に共謀、嫉妬により詐欺相手の女性たちを次々に殺害。計20名以上の犠牲者を出し、1951年3月8日、ふたりはNYのシンシン刑務所にて電気椅子にて処刑された。 愛ゆえの衝動的な逃避行と殺人というテーマから、本事件は映画史上の傑作『ハネムーン・キラーズ』(70)のほか幾度も映画化されてきた。そして本作ではそれがグロリアの物語として描かれる。
ベルギーの闇三部作、一挙上映!死んでも絶対離れない。どの時代も、どの場所にも偏在するグロリアの戦慄を見よ!
『地獄愛』
2014年/ベルギー・フランス合作/93分
原題:ALLELUIA
配給:キングレコード
出演:ローラン・リュカ、ジャッキー・ベロワイエ、フィリップ・ナオン
監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ(『変態村』『地獄愛』『依存魔』)
脚本:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ、ロマン・ブロタ
撮影:ブノワ・デビー
編集:サビーヌ・ユボー
音楽:ヴァンサン・カエイ