中央アジア今昔映画祭2022

上映スケジュール

2022/12/16(金)〜12/22(木)

12/16(金)17:00-18:30【C】『右肩の天使』/18:50-20:20【B】『小さなアコーディオン弾き』
12/17(土)13:00-14:30【E】『南の海からの歌』/14:45-16:15【F】『狼と羊』
12/18(日)13:00-14:20【G】『不屈』/14:35-16:50【A】『白い豹の影』
12/19(月)17:00-18:30【B】『小さなアコーディオン弾き』/18:50-20:20【E】『南の海からの歌』
12/20(火)17:00-18:25【D】『ゆすり屋』/18:50-20:20【C】『右肩の天使』
12/21(水)17:00-18:30【F】『狼と羊』/18:50-20:10【G】『不屈』
12/22(木)17:00-19:10【A】『白い豹の影』/19:25-20:45【D】『ゆすり屋』

料金

当日一般:1500円
ほか通常料金設定
*招待券使用不可

公式サイト

激動が続くユーラシア。
その中央に位置するのは、ソビエト連邦から独立を果たし30年を経た中央アジアの国々。
欧州・中東・アジアの歴史・文化が交わる、“多様性のるつぼ”中央アジアの世界へふたたび。
色とりどりの多様性をあらわす7作品、どうぞご体験ください。

 

 

上映作品ラインナップ

 


 

【A】白い豹の影

ソ連/1984年/ロシア語、キルギス語/カラー/128分/原題:Potomok Belogo Barsa

監督・脚本:トロムーシ・オケーエフ
脚本:マル・バイジエフ
出演:ドフドゥルベク・クィドィラリエフ、アリマン・ジャンゴロゾワ、ドスハン・ジョルジャクスィノフ、アシル・チョクバエフ

第35回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。峻険な岩山に住む白豹族の一代記を、CG全盛の現在では考えられない大迫力で描く。「キルギスの奇跡」と呼ばれるキルギス映画黄金時代を牽引した巨匠、トロムーシ・オケーエフの代表作。
〈story〉古来より余計な殺生をせず暮らしてきた白豹族。獲物が捕れなかった冬、コジョジャシは命がけで山を越え、麓の一族に助けを乞う。そして夏、返礼の場で頭首の妻アイカと出会い、二人は愛し合ってしまう。その後、襲撃してきた遊牧民を撃退したコジョジャシは、銃を手に入れ、一族の誓いを破ってしまう。
 


 

【B】小さなアコーディオン弾き

★日本劇場初公開
カザフスタン/1994年/カザフ語、ロシア語/カラー・モノクロ/87分/原題:Kozymnin Karazy

監督・脚本:サティバルディ・ナリィムベトフ
脚本:イズトゥレ・イスマガンベトワ
出演:ライハン・アイトコジャノワ、バクィトジャン・アルペイソフ、ダウレト・タニエフ、ペーチャ・ハイトヴィチ

第二次世界大戦後間もない、日本人捕虜が働くカザフの小さな炭鉱町が舞台。カザフ人、ロシア人、ユダヤ人、日本人が混在する町で成長する少年の目を通して、当時の人々や社会を瑞々しく、ユーモア豊かに描いたラプソディ的傑作。
〈story〉アコーディオン弾きの少年エスケン。彼は母親にべったりの甘えん坊だが、映画を盗み見したり、娼婦の商売を覗き見たり、友人たちと悪さもしている。町にやって来たばかりのユダヤ人のユーラとはすぐに親友になった。エスケンと両親は日本人捕虜とも仲良く付き合っていたが、ある日、事件が起きる──。
 


 

【C】右肩の天使

★日本劇場初公開
タジキスタン、スイス、フランス、イタリア/2002年/タジク語/カラー/89分/原題:Farishtai kitfi rost

監督・脚本:ジャムシェド・ウスモノフ
出演:ウクタモイ・ミヤサロワ、マルフ・プロドゾダ、コワ・チラヴプル、マルドンクル・クルボボ

第3回東京フィルメックス審査員特別賞受賞。タジキスタンの俊英ジャムシェド・ウスモノフ(『天国へ行くにはまず死すべし』)の代表作。借金まみれの放蕩息子と息子を思う老母が巻き起こす騒動をマジックリアリズム的な世界観で描く。
〈story〉家の入口が狭くて自分が死んだ時に棺が通れないことを憂いているハリマは、息子ハムロに修繕させようと、危篤のふりをする。ロシアの刑務所から出所し帰郷したハムロは、値切り倒して工事を進めるが、彼を追ってきた借金取りに殴られたあげく、お前の子供だと少年を押し付けられ世話をすることに…。
 


 

【D】ゆすり屋

★日本劇場初公開
カザフスタン/2007年/ロシア語、カザフ語/カラー/80分/原題:Reketir

監督:アカン・サタエフ
脚本:ティムール・ジャクスィリィコフ
出演:サヤト・イセムバエフ、ムラト・ビセムビン、アセリ・サガトワ、サケン・アミノフ

カザフスタンの新しい大衆映画を代表する監督アカン・サタエフ(『女王トミュリス 史上最強の戦士』)の出世作。ソ連解体から独立の大きな変動期に拳ひとつで道を切り開いていく主人公の姿が若者に熱狂的に歓迎され、大ヒットを記録。
〈story〉1990年代初頭、混乱する社会。幼いころからボクシングの手ほどきを受けてきたサヤンは、有望なボクサーとして頭角を表すが、その強さを買われ、悪の道に引き摺り込まれる。父親が失職し、女友達との関係もうまくいかないサヤンは、初めは軽い気持ちで仕事を引き受けるが、次第に深みにはまっていく。
 


 

【E】南の海からの歌

★日本初公開
ロシア、フランス、ドイツ、カザフスタン/2008年/ロシア語、キルギス語/カラー/84分/原題:Pesni yuzhnykh morey

監督・脚本:マラト・サルル
出演:ウラジーミル・ヤボルスキー、ジャイダルベク・クングジノフ、イリーナ・アンゲイキナ、アイジャン・アイテノワ

第30回ナント三大陸映画祭観客賞受賞。キルギス人のマラト・サルル(『あの娘と自転車に乗って』脚本)監督作。先住民カザフ人家族とロシア移民家族の愛憎劇をベースに、民族、世代、家族の対立を、ユーモアを交えて多層的に描く。
〈story〉ロシア人のイワンとカザフ人のアサンは、小さな村の隣人であり親友。しかし、イワンは妻マーシャが産んだ男子の外見から彼女とアサンの浮気を疑い、二つの家族の関係は悪化する。10数年後、成長した息子はアサンのように馬乗りになって家出をし、やがてイワンもアサンも自分のルーツを探しに旅に出る。
 


 

【F】狼と羊

★日本劇場初公開
デンマーク、フランス、スウェーデン、アフガニスタン/2016年/ダリ語/カラー/86分/原題:Wolf and Sheep

監督・脚本:シャフルバヌ・サダト
出演:セディカ、クドラット、アミナ、サハル

第69回カンヌ国際映画祭監督週間アートシネマ賞受賞。アフガニスタンの若き才能、シャフルバヌ・サダトの半自伝的な長編デビュー作。昨年の本映画祭上映作『カーブルの孤児院』の前日譚で、伝統的な風習が残る山間の村が舞台。
〈story〉アフガニスタンの山間の村。クドラットの父が亡くなり、母は妻を二人持つ老人と再婚する。行き場のないクドラットは、よそ者で呪われていると言われる少女セディカと出会い、親しくなる。二人の友情が始まるが、都市部から遠く離れた村にも、不穏な国内情勢の影響が及び…。
 


 

【G】不屈

★日本劇場初公開
ウズベキスタン/2018年/ウズベク語/カラー/78分/原題:Sabot

監督・脚本:ラシド・マリコフ
脚本:ケネス・カリモフ 出演:カリム・ミルハディエフ、セイドゥラ・モルダハノフ、ベクゾド・ ハムラエフ、ニゴラ・カリムバエワ

ウズベキスタン西部のカラカルパクスタンを舞台にした、中央アジアでは珍しいアフガン帰還兵を題材にした物語。同国がアフガニスタンへの前線基地だった歴史が背景にあり、ソ連時代はタブーであったアフガン侵攻の現実が描かれる。
〈story〉元軍人のサイデュラは退役後、学校に勤め、愛犬と暮らしている。彼の元にはアフガニスタンで命を落とした戦友の亡霊が時々現れる。息子家族も同じ町に住むが、確執があり、孫と触れ合うこともできない。ある日、自身が癌で余命わずかなことを知った彼は、人生でやり残していた仕事に取りかかる。
 


 

〈中央アジア今昔映画祭2022〉
主催・配給:トレノバ
協力:梶山祐治、グルナラ・アビケエヴァ、シラリ・グロマリエフ、ジャスル・ユスポフ、ナタリア・ホメンコ
パブリシティ:スリーピン
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業