貴重な記録映像のなかに、震災・戦争を生き抜いた母の姿がありました__
「手を動かしていれば大丈夫」
日々を細やかに営んだ女性たちの生活史。
https://www.youtube.com/watch?v=wfrM6yE5hiQ
『スズさん ―昭和の家事と家族の物語―』公開記念
昭和30年代の暮らし映画特集
昭和30年代は貧しくも心豊かな時代だったと言われる。
そこにあるのは、誰しもの記憶に焼きついているような懐かしい光景。
日々の家事をはじめ、衣食住は手仕事によって形づくられ、さまざま手を動かしながら関わり合う人々の姿があった。
高度経済成長を経て世の中は便利になり、家事は機械化され、生活から手仕事が少しずつ消えていった。
同時に公害が増え、現在にまで続くエネルギー問題、気候変動の引き金ともなった時代であった。
そうしてたどり着いた今、便利さを追求する一方で、アナログな、手触りのあるモノの良さを再発見する動きも見られるようになった。
記録映像に残されたかつての生活の現場から、これからの暮らしにピッタリなひとコマが見つかるかもしれない。
2021年/日本/86分
配給:記録映画保存センター
出演:小泉和子
監督・撮影・編集:大墻敦
製作:村山英世、山内隆治
ドローン撮影:堀井威久麿
照明:折笠慶輔、梶浦竜司
録音:折笠慶輔、梶浦竜司
音響監督:Mick沢口 音響効果:細見浩三
カラーグレーディング:堀井威久麿
音楽:矢部優子、長谷川武尚 チェロ演奏:河元哲史 歌:JIBO
語り:小林聡美
イラスト:高橋美江