ブルース・ビックフォード(1947-2019)追悼上映
さようなら、アニメーションの無意識
プログラム【A】「ブルース・ビックフォード傑作選」
『プロメテウスの庭』1988年/28分
「初期8mm作品集」1960年代初期/3分
「初期線画アニメーション集」1980年代初期/3分
『猪頭 イノシシ アタマ』(抜粋)1990年代初期/2分
『ビートニク詩人』(抜粋)1990年代中盤/4分
『このマンガはお前の脳をダメにする』2008年/6分
『インヴァージョン・レイヤー』2003年/11分
『アッパー・ヴァレー』6分 *サイレント
『アッティラ』2016年/2分 *サイレント
●ブルース・ビックフォードがその生涯に残した数々のアニメーションを、初期のダイナミックかつグロテスクな習作から、『プロメテウスの庭』『このマンガはお前の脳をダメにする』などの代表作、そして晩年にビックフォードのガレージから発掘された『アッティラ』まで、クレイ・線画をあわせて一挙に紹介。
プログラム【B】「ブルース・ビックフォードと宇宙」
『モンスター・ロード』(2004年/アメリカ/80分)
●「伝説の人」となっていたブルース・ビックフォードが再度注目を浴びることになった傑作ドキュメンタリー。シアトル郊外で孤独に創作へと励むビックフォードの壮絶な人生、奇妙な食生活と芸術哲学、そして255歳まで生きる夢・・・・・・カメラは、ビックフォードの創作の現場に密着する傍ら、アルツハイマー病を患った父ジョージが数々の不思議について語る━━人の心、天国、宇宙はどうしてできたのだろうか? 本作で明かされる一家の物語は、ビックフォード作品が戦後アメリカが見た悪夢を咀嚼したものであること、そしてそれを超えて、宇宙の流転する真理と不可解な人間存在の闇について語るものであることを雄弁に語る。