バウハウス100年映画祭

上映スケジュール

2019/12/7(土)〜12/26(木)

12/7(土)11:25(~13:10終)〈Aプロ〉/13:25(~14:55終)〈Cプロ〉
12/8(日)13:35(~15:10終)〈Dプロ〉/15:25(~17:05終)〈Bプロ〉*レクチャーあり
12/9(月)15:20(~16:50終)〈Cプロ〉/17:05(~18:50終)〈Aプロ〉*レクチャーあり
12/10(火)15:20(~17:00終)〈Bプロ〉/17:15(~18:50終)〈Dプロ〉
12/11(水)15:20(~16:50終)〈Cプロ〉/17:05(~18:50終)〈Aプロ〉
12/12(木)11:25(~13:05終)〈Bプロ〉/13:20(~14:55終)〈Dプロ〉
12/13(金)11:25(~13:10終)〈Aプロ〉/13:25(~14:55終)〈Cプロ〉
12/14(土)11:45(〜13:35終)〈Aプロ〉/13:50(〜15:30終)〈Bプロ〉
12/15(日)11:45(〜13:20終)〈Dプロ〉/13:35(〜15:00終)〈Cプロ〉*レクチャーあり
12/16(月)11:45(〜13:35終)〈Aプロ〉/13:50(〜15:30終)〈Bプロ〉
12/17(火)11:45(〜13:10終)〈Cプロ〉/13:25(〜15:00終)〈Dプロ〉
12/18(水)11:45(〜13:35終)〈Aプロ〉/13:50(〜15:30終)〈Bプロ〉
12:19(木)11:45(〜13:10終)〈Cプロ〉/13:25(〜15:00終)〈Dプロ〉
12/20(金)11:15(〜13:00終)〈Aプロ〉/13:15(〜14:51終)〈Bプロ〉
12/22(日)21:15(〜22:51終)〈Bプロ〉
12/24(火)21:15(〜22:45終)〈Cプロ〉
12/25(水)20:45(〜22:35終)〈Aプロ〉
12/26(木)21:15(〜22:50終)〈Dプロ〉
*12/26で終映。

プログラムA 『バウハウス 原形と神話』
プログラムB 『バウハウス・スピリット』、『バウハウスの女性たち』
プログラムC 『ミース・オン・シーン』、『ファグスーグロピウスと近代建築の胎動』
プログラムD 『マックス・ビルー絶対的な視点』

料金

通常料金設定

全国共通2回券(2600円)上映開始前日まで販売。
*特典:オリジナルトートバッグ(数量限定)

【レクチャー】
12/8(日)池田祐子さん(京都国立近代美術館学芸課長)*15:25〜Bプロ上映後
12/9(月)髙木毬子さん(同志社女子大学 メディア創造学科 准教授)*17:05〜Aプロ上映後
12/15(日)浅田彰さん(京都造形芸術大学 大学院学術研究センター所長)*13:35〜Cプロ上映後

【注意事項】
*レクチャーは当該上映回をご鑑賞の方、無料でご参加いただけます。
*登壇者及び内容は、予告なしに変更する場合がございます。
*舞台挨拶は上映後、場内で10分程度行います。
*当日受付にて座席指定制。事前予約などはございません。
*当日券の販売、座席指定受付は出町座営業開始時(▶こちらでご確認ください◀)より始めます。
*定員に達し次第売り止めとなります。予めご了承ください。
*転売・転用を目的としたご購入は、固くお断り致します。
*いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しは出来ません。

公式サイト

モダニズムの源流
バウハウスの世界へようこそ

20世紀の二つの大戦の間にドイツに生まれた
デザイン・アート・建築の奇跡 “バウハウス”とはいったい何なのか?

【イントロダクション】

建築やデザインに興味のある人ならその名を聞いたことがあるだろう。モダニズムのパイオニアと して、建築、インダストリアル・デザイン、グラフィック・アート、写真など広範な分野で世界に衝撃と 感動をもたらしたバウハウス。 それは、1919年、第1次大戦後のドイツで、芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校だ。 創設者は、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエと並ぶ近代建築の巨匠、ヴァルター・グロピウ ス。そして三代目校長はもう一人の近代建築の巨匠、ミース・ファン・デル・ローエが務めた。 その学校はこれまでになかった独自の教育システムを作り上げ、様々な芸術分野に革新をもたら したが、ナチスの迫害をうけ、わずか14年間の活動で幕を閉じる。しかし、現代の生活環境・様式 につながるモダニズムの基礎を作り、造形教育の規範を作ったことで、バウハウスは今もなお世 界中の建築やデザインなどに影響を与え続けている。 グロピウスやミースをはじめ、信じがたいほど豪華な教師陣、パウル・クレー、ヴァシリー・カンディ ンスキー、ヨハネス・イッテン、ラースロー・モホイ=ナジ、ハンネス・マイヤーなどが集い、ヨゼフ・ アルバース、マルセル・ブロイヤー、マックス・ビルなど名だたる才能を生み出したバウハウス。 伝説的な創造者たちが理想に燃えて突き進んだ時代。そして生み出された奇跡。誕生から100年 という節目を迎え、バウハウスとは何なのかを紐解いていく。



バウハウス 原形と神話

1999・2009/ドイツ/103分/原題:Bauhaus – Modell und Mythos
監督:ニールス・ボルブリンカー、ケルスティン・シュトゥッテルハイム
出演:ヴァルター・グロピ ウス、ヴォルフ・ヒルデブラント、ゲルトルート・アルント、フーベルト・ホフマン、ピウス・パール

超一流の芸術家が集い、斬新な造形教育で名を馳せたバウハウス。わずか 14年で広範な芸術分野に革命を起こしたその足跡は時を経て神話となっ たが、そこには時代の波に翻弄された芸術家たちの喜びや苦闘、そして光 と影があった。伝説的な教師たちの薫陶を受け、自身も芸術家として大成 した当時の学生たちの証言や、貴重な記録によって、バウハウスがたどっ た激動の道と知られざる物語が明かされる。


バウハウス・スピリット

2018/ドイツ/52分/原題:Vom Bauen der Zukunft – 100 Jahre Bauhaus
監督:ニールス・ボルブリンカー、トーマス・ティエルシュ
出演:トルステン・ブルーメ、ローザン・ ボッシュ、アルフレード・ブリレンブール、シュテファン・コヴァツ、フーベルト・クルンプナー

バウハウスが掲げたテーマは今も世界のテーマであり続けている。スウ ェーデンの教室も時間割もない学校、ヴェネチア・ヴィエンナーレ金獅 子賞を受賞したアーバン・シンクタンクが取り組む南米スラム街の住環 境改善、低価格でバウハウスの家具を復刻させる試み、バウハウスの造 形理論を身体で表現するプロジェクトなど、豊かな発想と斬新な手法で 注目を集める人々を追い、現代に生きるバウハウスの精神を映し出す。


バウハウスの女性たち

2019/ドイツ/44分/原題:Bauhausfrauen
監督:ズザンネ・ラデルホーフ
出演:エリザベス・オットー、テレジア・エンツェンスベルガー、モ ニカ・シュタードラー、パトリック・レスラー、アーニャ・バウムホーフ、エレーナ・マカロワ

当時世界で最も先進的な芸術学校であったバウハウス。創設者グロピウ スは「年齢、性別に関係なく、誰もが学ぶ権利を持つ学校」と高らかに 謳った。それは女性にも芸術の可能性を与える宣言となるはずだった。 だが現実はそう簡単ではなかった。本作は、実は男性優位で進められた バウハウスで才能を開花させ、バウハウスの躍進に多大な貢献を果たし たにも関わらず、影の存在となった女性たちの実像に迫る。


ミース・オン・シーン

2018/スペイン/58分/原題:MIES ON SCENE
監督:ペップ・マルティン、シャビ・カンプレシオス
出演:ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ ローエ、フリッツ・ノイマイヤー、エドゥアルド・メンドーサ、バリー・バーグドール

近代建築の三大巨匠の一人、ミース・ファン・デル・ローエ。彼の代表 作の一つがモダニズム建築の最高峰と称される「バルセロナ・パビリオ ン」。2ヶ月という短い期間で作り上げられたこの建物が、なぜ今もなお 語り継がれる傑作となったのか。この仕事を手掛けた後にバウハウスの 三代目校長に就任するミースは、建築をどのように考えていたのか。当 時の記録と現代一流の建築家や学者などの証言で検証する。


ファグスーグロピウスと近代建築の胎動

2011/ドイツ/27分/原題:Fagus- Walter Gropius und die Fabrik der Moderne
監督:ニールス・ボルブリンカー、ケルスティン・シュトゥッテルハイム
出演:アンネマリー・イエ ギ、エルンスト・グレーテン、ヴァルター・シャーパー、エピファニオ・ディ・ロレンツォ

バウハウス開校の8年前、モダニズム建築の嚆矢となる「ファグス靴型 工場」が建てられる。若き日のグロピウスとアドルフ・マイヤーは、“労 働者のための宮殿”を作りたいという工場主ベンシャイトの夢を実現すべ く、明るく、衛生的で、快適な新時代の工場を作り上げた。世界遺産に 登録された現在もなお現役のこのガラス張りの工場を、彼らはどのよう な思いで作ったのか。その足跡を追う。


マックス・ビルー絶対的な視点

2008/スイス/94分/原題:Max Bill – das absolute Augenmaß
監督:エーリヒ・シュミット
出演:マックス・ビル、アンゲラ・トーマス、ゴットフリート・ホーネ ッガー、イニャツィオ・シローネ、ヤコブ・ビル、エルンスト・シャイデッガー

彫刻家、画家、建築家、グラフィックデザイナー、工業デザイナーと、 ジャンルを横断して活動したマックス・ビル。バウハウス最後の巨匠と も言われる彼は、全盛期のバウハウスに入学し、そこで頭角を現し、第 二次大戦後にはバウハウスの理念を受け継ぐウルム造形大学の初代校長 を務める。理論と数学に基づくコンクリート・アートを追求する一方、 政治活動にも積極的に関与していった彼の生涯に迫る。

配給:トレノバ
協力:ゲーテ・インスティトゥート東京
後援:在日スイス大使館、バウハウス100周年委員会、German Films

プログラムA 『バウハウス 原形と神話』
プログラムB 『バウハウス・スピリット』、『バウハウスの女性たち』
プログラムC 『ミース・オン・シーン』、『ファグスーグロピウスと近代建築の胎動』
プログラムD 『マックス・ビルー絶対的な視点』