台北暮色
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台北暮色

上映スケジュール

2019/3/2(土)〜3/22(金)

3/2(土)〜3/8(金)18:25(~20:15終)
3/9(土)〜3/15(金)10:00(~11:50終)
3/16(土)11:50(〜13:40終)
3/17(日)〜3/22(金)18:50(~20:40終)
*3/22(金)終映。

料金

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*先着順、なくなり次第終了です。

公式サイト

侯孝賢ホウ・シャオシェン×楊德昌エドワード・ヤン
名匠ふたりを継ぐ<台湾NEXT BLOOD>
女性監督 黃熙 ホアン・シー 美しい第1作


INTRODUCTION

ホウ・シャオシェンは言った。「台北の現在の姿を描けたのは、『台北ストーリー』のエドワード・ヤン以来だ」と。ホウ・シャオシェンの現場で映画を学んできた女性監督、ホアン・シーのデビュー作品。その映画遺伝子は、今回製作総指揮を務めたホウ・シャオシェン譲り。その一方で、「カップルズ」のクー・ユールンが主演のひとりを務めるなど、エドワード・ヤンとの繋がりも見える。我々はそこにホウ・シャオシェンの映像を見るが、ホウは「その資質は自分ではなく、ヤンに近い」と発言している。ホウ・シャオシェン×エドワード・ヤン。1980年代からの台湾映画を支えたふたりの遺伝子を継いだ、<台湾NEXT BLOOD>が生まれ出た。


STORY

反射する暮色の街〈台北〉に、いま、生きている。女と、男と、少年──
人と混じり合えない少年。「ジョニーはそこにいますか?」という間違い電話を何度も受ける独り暮らしの女。そんな3人が孤独の中、出逢い、また、新しい未来が見えてきたとき、彼女の思いがけない過去が明らかになっていく ──。台北の<暮色>。物語のクライマックス、そこに、何を見るのか ──。


STAFF

PRODUCER
ホウ・シャオシェン 侯孝賢
1947年、中国・広東省梅県に生まれ、翌年家族とともに台湾に移住。1972年に国立台湾芸術大学映画・演劇科を卒業後、映画界入り。1980年に「ステキな彼女」で監督デビュー。「川の流れに草は青々」(82)が批評家たちに絶賛され“台湾ニューウェーブ”の代表的存在に。「風櫃の少年」(83)、「冬冬の夏休み」(84)が2年連続でナント三大陸映画祭グランプリで「金の気球賞グランプリ」を受賞、世界に知られる存在となっていった。その後も「童年往時 時の流れ」(85)がベルリン国際映画祭で「国際批評家連盟賞」を、「恋恋風塵」(87)がナント三大陸映画祭最優秀撮影賞・編集賞を受賞。1989年「悲情城市」でヴェネチア国際映画祭「金獅子賞」を受賞という快挙を実現する。その後、「戯夢人生」(93)でカンヌ国際映画祭「審査員賞」を受賞。

フィルモグラフィ
1980 「ステキな彼女」
1981 「風が踊る」
1982 「川の流れに草は青々」
1983 「坊やの人形」
1983 「風櫃の少年」
1984 「冬冬の夏休み」
1985 「童年往事 時の流れ」
1987 「恋恋風塵」
1987 「ナイルの娘」
1989 「悲情城市」
1993 「戯夢人生」
1995 「好男好女」
1996 「憂鬱な楽園」
1998 「フラワーズ・オブ・シャンハイ」
2001 「ミレニアム・マンボ」
2003 「珈琲時光」
2005 「百年恋歌」
2007 「それぞれのシネマ「電姫戯院」
2007 「ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」
2015 「黒衣の刺客」


DIRECTOR
ホアン・シー 黃熙
1975年、台北市に生まれる。ニューヨーク大学在学中にホウ・シャオシェン監督の「憂鬱な楽園」にインターンとして参加。2001年に帰国後は宣伝広告業界で働き、ホウ・シャオシェンの「黒衣の刺客」、テレビ用の短編映画「House」の製作に関わった。「台北暮色」が監督デビュー作品となる。ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンを継ぐ注目の女性監督。


CAST
リマ・ジタン 瑞瑪·席丹

1990年5月1日生。レバノン人の父と台湾人の母を持つ。レバノン出身、台湾育ち。幼い頃から様々な文化環境での生活経験がある。中国語、フランス語、英語など数ヵ国語が堪能。16歳でモデルとしてデビュー。MVやCM出演を経て、旅行番組のMCとして活躍。2015年金鐘奨「旅行番組司会者賞」にノミネートされる。「台北暮色」が初の長編映画出演。この映画での演技が高く評価され、台北映画祭及び金馬奨で「最優秀新人賞」を受賞。音楽創作活動も精力的に行っている。語学、トレーニング、スポーツ、旅行と様々な事に積極的に挑戦、自分らしく全力で取り組む姿をSNSで発信し多くのファンの支持を得ている。18歳の頃に深刻な事故を経験、心身ともに大きな傷を負ったが、常に自分らしく様々なことに積極的に挑戦し、人々に前向きなメッセージを発信し続けている。


クー・ユールン 柯宇綸

1977年04月28日生。台湾出身 。幼い頃から映画監督であり俳優の父の影響で映画製作現場に触れ、子役として数々の作品にゲスト出演。14歳の時に「牯嶺街少年殺人事件」(エドワード・ヤン監督)で正式に長編映画出演。「カップルズ」(エドワード・ヤン監督)で初主演。
その後もベテランの著名監督、新進気鋭の実力派監督の作品に数多く出演。2011年「ジャンプ!アシン」、台北映画祭で「最優秀助演男優賞」を受賞、同年の金馬奨でノミネート。2015年「念念」、台北映画祭「最優秀男優賞」、金馬奨「最優秀助演男優賞」ノミネート。「台北暮色」では台北映画祭で「最優秀男優賞」にノミネート。どんな役でも見事に演じる。演技力が高く評価されている実力派俳優。

フィルモグラフィ
1983 「搭錯車」
1983 「帶劍的小孩」
1986 「恋恋風塵」
1988 「我愛瑪麗」
1991 「牯嶺街少年街殺人事件」
1996 「カップルズ」
1998 「ホールド・ユー・タイト」
2000 「ヤンヤン 夏の想い出」
2002 「二月十四」
2002 「三方通話」
2005 「百年恋歌」
2006 「一年之初」
2007 「ラスト、コーション」
2008 「九月の風」
2009 「台北の朝、僕は恋をする」
2010 「消失打看」
2011 「ジャンプ!アシン」
2012 「野蓮香」
2013 「To My Dear Granny」
2013 「Will You Still Love Me Tomorrow?」
2015 「Murmur of the Hearts」
2015 「The Kids」
2017 「The Village of No Return」
2017 「The Gangster’s Daughter」
2017 「台北暮色」
2018 「喜從天降」


ホアン・ユエン 黄遠

1991年6月19日生。台湾出身。幼い頃からダンス、音楽、芸術表現など様々なパフォーマンスを学ぶ。2010年「酷馬」(王小棣監督)で映画デビューにして主演し、注目を集める。同年に出演したドラマ「他們在畢業的前一天爆炸」で金鐘獎「ミニドラマ主演男優賞」を受賞。2014年「寒蟬效應」で上海電影節「新人部門 最優秀主演男優賞」を受賞。「台北暮色」では台北映画祭「最優秀助演男優賞」を受賞。台湾の注目の実力派若手俳優。

2017年/台湾/107分/原題:強尼・凱克 Missing Johnny
配給:A PEOPLE CINEMA

監督・脚本:ホアン・シー
製作総指揮:ホウ・シャオシェン
出演:リマ・ジタン、クー・ユールン、ホアン・ユエン