ポーランド映画祭2018 in 京都

上映スケジュール

11/10(土)〜11/23(金・祝)

*上映作品、タイムテーブルは下記参照。

料金

当日一般1500円/シニア1100円/学生1000円/出町座会員1000円
*ほか、出町座通常料金設定。
*11/13(火)同志社大学寒梅館の料金は別設定になりますので、ご確認ください。

11/11(日)イエジー・スコリモフスキ監督トーク
*16:45『ムーンライティング』上映の回。

公式サイト

ポーランド映画祭は今年で7年目を迎えることになりました。

今年のポーランド映画祭では、独立回復100周年を記念したプログラムや、私の80歳を祝う企画も組まれており、大変光栄に思います。

そして私の旧友ことロマン・ポランスキー85歳を記念して、私が脚本に参加した「水の中のナイフ」の上映も嬉しく思います。

ポーランド映画を愛してくださる日本の皆さまの想いがあるからこそ、毎年この映画祭を続けることができるのです。

皆さまとお会いするのを楽しみにしております。
 

イエジー・スコリモフスキ
 
 
 
 


【出町座・上映スケジュール】
11/10(土)16:40『大理石の男』161分(〜19:21終)
11/11(日)16:45『ムーンライティング』97分 ★上映後、イエジー・スコリモフスキ監督トーク(〜18:55終)
11/12(月)14:00『ヴォウィン』150分(〜16:30終)
11/13(火)16:20『約束の土地』169分(〜19:15終)
11/14(水)16:20『約束の土地』169分(〜19:15終)
11/15(木)14:00『ヴォウィン』150分(〜16:40終)
11/16(金)14:00『大理石の男』161分(〜16:45終)

11/17(土)18:25『早春』92分(〜20:00終)
11/18(日)18:25『幸せのありか』107分(〜20:15終)
11/19(月)18:25『イマジン』105分(〜20:15終)
11/20(火)18:25『ムーンライティング』97分(〜20:10終)
11/21(水)18:25『幸せのありか』107分(〜20:15終)
11/22(木)18:25『早春』92分(〜20:00終)
11/23(金)18:25『イマジン』105分(〜20:15終)


【11/13(火)同志社大学寒梅館クローバーホール】
18:00 開場
18:30 イエジー・スコリモフスキ監督トーク
19:00『水の中のナイフ』上映(〜20:34終)
▶詳細はこちら◀


【作品紹介】

祝・スコリモフスキ監督 80歳記念! Jerzy Skolimowski

イエジー・スコリモフスキ(1938年5月5日生まれ)は、今年で80歳を迎えました。それを記念して、2作品の上映とトークを行います。

ムーンライティング Fucha
監督:イエジー・スコリモフスキ
1982年/英語・ポーランド語/97分/カラー/デジタル・リマスター版
イギリスに不法滞在する4人のポーランド人。彼らは別荘の改修作業に励むが、ひとり英語を解するノヴァクだけは祖国に戒厳令が敷かれたことを知る。しかし作業の遅れを恐れた彼は、その事実を仲間にひた隠しにして…。独立自主管理労組“連帯”を弾圧するため戒厳令が敷かれた事件を背景に、同時代の緊迫感が伝わる快作。第35回カンヌ国際映画祭で最優秀脚本賞受賞。
★11/11(日)16:45(上映後スコリモフスキ監督トーク) ★11/20(火)18:25
 
 
早春 Deep End
監督:イエジー・スコリモフスキ
1970年/英語/92分/カラー/デジタル・リマスター版
スコリモフスキ監督がイギリスと旧西ドイツで撮影した伝説の青春劇。公衆浴場で働きはじめた少年マイクは、職場の先輩である年上の女性スーザンに恋心を抱く。しかし彼女への実らぬ思いをつのらせたマイクの行動は次第にエスカレートし、悲劇的な結末へと突き進んでいく…。2018年1月、デジタルリマスター版でリバイバル公開。
★11/17(土)18:25 ★11/22(木)18:25


ポーランド独立回復100周年記念 名作映画から見るポーランド史 100 YEARS OF POLAND’S REGAINED INDEPENDENCE Polish History in Film Masterpieces

1918年11月11日ポーランド共和国独立回復から100周年を記念して、名作映画から見るポーランド史をご紹介します。

大理石の男 Człowiek z marmuru
監督:アンジェイ・ワイダ
1976年/ポーランド語/161分/カラー/デジタル・リマスター版
スターリン時代に英雄として祭り上げられたある労働者の人生と、彼の真実を追う映画大学の女子学生。ポーランドの“過去”と“現在”を重層的に描き出す、ワイダ監督渾身の大作。ポーランド国内で大ヒットを記録、海外上映禁止処分を受けながらも第31回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を獲得するなど、世界中で高く評価された。
★11/10(土)16:40 ★11/16(金)14:00
 
 
約束の土地 Ziemia obiecana
監督:アンジェイ・ワイダ
1974年/ポーランド語/169分/カラー/デジタル・リマスター版
19世紀末、ポーランドの工業都市ウッチ。民族・宗教の異なる3人の若者が大いなる野望を抱いて織物工場を建設するものの、事態は思わぬ方向へ・・・。旧世代に代わって街を支配しようとした男たちが辿る皮肉な運命がドラマチックに描かれる。ワイダの冷徹な洞察力が冴え渡る理想と挫折の物語。第48回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネート。
★11/13(火)16:20 ★11/14(水)16:20
 
 
ヴォウィン Wołyń
監督:ヴォイチェフ・スマジョフスキ
2016年/ポーランド語・ウクライナ語/150分/カラー
ウクライナ人、ポーランド人、ロシア人、ユダヤ人らがモザイク状に共生していた地域ヴォウィン。現在はウクライナに位置するこの地で起こった民族相互の大虐殺は、第二次世界大戦最大の悲劇と言われた。エスカレートする民族主義に疑問を投げかける問題作。スマジョフスキ作品はポーランド国内で人気があり、日本でも過去作品が上映されている。
★11/12(月)14:00 ★11/15(木)14:00


アンコール上映 Encore

イマジン Imagine
監督:アンジェイ・ヤキモフスキ
2012年/英語・フランス語・ポルトガル語・ドイツ語/105分/カラー
グディニャのポーランド映画祭で注目を浴びた新世代の実力派監督。盲目ながら杖なしで街を自由に歩く主人公の男。彼は盲学校で出会った美しい女に魅せられ彼女を外へ連れ出そうとするが…。ポルトガルのリスボンを舞台にした異色の恋愛劇。
★11/19(月)18:25 ★11/23(金・祝)18:25
 
 
幸せのありか Chce sie zyc
監督:マチェイ・ピェプシツァ
2013年/ポーランド語/107分/カラー
1980年代の民主化に揺れるポーランドを舞台に、脳性まひの男性が過ごした幼少期から青年期までを丁寧にすくいとった珠玉の人間ドラマ。実在の人物をモデルに、幼くして植物状態だと診断された青年の苦難の日々を卓越したユーモアのセンスで映し出す。
★11/18(日)18:25 ★11/21(水)18:25


祝・ポランスキー監督 85歳記念! Roman Polański
会場:同志社大学寒梅館クローバーホール

ロマン・ポランスキー(1933年8月18日生まれ)は、今年で85歳を迎えました。これを記念して、ポランスキーのポーランド時代の作品を紹介します。

水の中のナイフ Nóż w wodzie
監督:ロマン・ポランスキー
1962年/ポーランド語/94分/モノクロ/デジタル・リマスター版
裕福な中年夫婦と貧しい青年が偶然に湖でバカンスを過ごすことになる。ボートの上で繰り広げられる人間模様から見える世代間の断絶や階層のギャップ。ポランスキーの名前を世界に広めた長編処女作。脚本はスコリモフスキとの初めての共同執筆、そこにクシシュトフ・コメダのモダン・ジャズがスパークする、今日でも全く色褪せない傑作。ヴェネチア国際映画祭批評家連盟賞受賞。
★11/13(火)18:30 スコリモフスキ監督トーク/19:00 上映