世界から注目を浴びる団塚唯我監督の長編デビュー作にして、今年、第78回カンヌ映画祭の監督週間に選出された本作。日本人史上最年少の26歳の若さでオリジナル脚本・初長編作品を完成させた団塚唯我監督が果たした快挙である。主人公の青年・蓮と、結婚を控えた姉。そして母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になったランドスケープデザイナーの父。渋谷の街を舞台に、一度は壊れてしまった関係を再び見つめ直そうとする彼らを、普遍的な家族の風景から、都市の再開発がもたらす影響までを繊細に、そしてきわめて軽やかに、ただ決して切実さは失わずに描き出した。世界の観客に開かれた、新人監督の瑞々しい感性による新しいスタイルの日本映画が誕生した。

『見はらし世代』Brand New Landscape
2025/Japan/115min
出演
黒崎煌代 遠藤憲一 木竜麻生 菊池亜希子
中山慎悟 吉岡睦雄 蘇鈺淳 服部樹咲 石田莉子 荒生凛太郎
中村蒼 / 井川遥
監督・脚本:団塚唯我
企画・製作:⼭上徹⼆郎 製作:本間憲、金子幸輔、長峰憲司
プロデューサー:山上賢治 アソシエイト プロデューサー:鈴⽊俊明、菊地陽介
撮影:古屋幸⼀ 照明:秋⼭恵⼆郎、平⾕⾥紗 音響:岩﨑敢志 編集:真島宇⼀
美術:野々垣聡 スタイリスト:⼩坂茉由 ヘアメイク:菅原美和⼦、河本花葉
助監督:副島正寛 制作担当:井上純平 音楽:寺⻄涼 宣伝美術:藤田裕美
予告編編集:寺⻄涼
制作プロダクション・配給:シグロ
配給協力:インターフィルム、レプロエンタテインメント
宣伝:共同ピーアール、フリーストーン
『見はらし世代』製作委員会:シグロ、レプロエンタテインメント
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会