1973年にカーネギー賞とガーディアン賞をダブル受賞したイギリスの作家リチャード・アダムスによる児童文学を、1978年に英国でアニメーション映画化した傑作が、いま奇跡のリバイバル上映を果たした!サンドルフォード繁殖地に棲むうさぎたちは、土地開発による生活圏の破壊に苦しんでいた。ケムリと音をならすやかましい四足獣のフルトドと、それをあやつるニンゲンたちが、彼らの故郷の丘陵をひっきりなしに踏み荒らすのだ。主人公ヘイズルは聡明で冒険心溢れる若きうさぎ。危険に敏感なファイバー、勇敢なビグウィグ、育ちのいいシルバー、ムードメーカーのダンディライアン、頭のいいブラックベリ、力もちのバックソーン、ほか多数の若きうさぎたちを従える。ファイバーの予言を聞いてもサンドルフォードを動かず滅びを待つだけの年寄りうさぎたちと決別し、彼らは新天地の存在を信じて旅に出る。
『ウォーターシップダウンのウサギたち』“Watership Down”
日本初公開:1980年7月12日(ヘラルド配給)
2024年リバイバル/UK/93分
監督・脚色・製作:マーティン・ローゼン
原作:リチャード・アダムス
アニメーション監修:フィリップ・ダンカン
アニメーション監督:トニー・ガイ
音楽:アンジェラ・モーレイ、マルコム・ウィリアムソン
歌:アート・ガーファンクル
編集:テリー・ローリングス