根強く横たわる障害の数々や生まれた時に決まっているカーストの壁をゆるぎない志で壊して、インド初の格安航空会社を立ち上げた男たち3人の物語は実話ベースである。
「金持ちだけでなく庶民にも空の旅を享受してほしい」
これは庶民に生まれ、夢を現実にした男の言葉である。
堂々たる実話を写実した胸アツドラマは第68回ナショナルフィルムアワードで最優秀作品賞を始め、他アワードにて多数の各賞を受賞した。
インド映画史上に大きな軌跡を残したこの作品は第78回ゴールデングローブ賞最優秀外国映画部門へ出品されたインド映画10作中の1作でもある。
空軍士官ネドゥマーランはエコノミー席が満席の為、父の死に目に会えず、空軍時代の同期生セビーとチェの3人でインド初の格安航空会社を創ろうとするが、嘲られ、貶められ続け、男達3人は大空を仰ぎ見て前進する。
『ただ空高く舞え』原題:Soorarai Pottru
2020年/インド/タミル語/150分/シネスコ/5.1ch /DCP
監督:スダー・コーングラー
脚本:スダー・コーングラー 他
翻案:G.R.ゴーピナート著「Simply Fly: A Deccan Odyssey」
制作:スーリヤ、ジョーティカー
撮影:N・ボンミレッディ
音楽:G V プラカーシュ・クマール
編集:サテーシュ S
出演:スーリヤ『ジャイ・ビーム-万歳ビームラーオ -Jai Bhim』
アパルナー・バーラムラリ『響け!情熱のムリガンダム -Sarvam Thaala Mayam』
配給:特定非営利活動法人 インド映画同好会