むかし むかし あるところに
マリアという美しい娘と二匹の子ブタがいました__
レオン&コシーニャが生み出した驚異の多重ディメンション!
ストップモーション・アニメーションの限界突破!
グロテスクでメタフィジカル、おそるべき手法で綴られる
戒厳令下チリの忌まわしき記憶の寓話。
レオン&コシーニャの最新作にして、『ミッドサマー』アリ・アスターが製作総指揮を務めた短編『骨』も同時上映。
オオカミの家 La Casa Lobo
美しい山々に囲まれたチリ南部のドイツ人集落。“助け合って幸せに”をモットーとするその集落に、動物が大好きなマリアという美しい娘が暮らしていた。ある日、ブタを逃がしてしまったマリアは、きびしい罰に耐えられず集落から脱走してしまう。逃げ込んだ一軒家で出会った2匹の子ブタに「ペドロ」「アナ」と名付け、世話をすることにしたマリア。だが、安心したのも束の間、森の奥から彼女を探すオオカミの声が聞こえはじめる。怯えるマリアに呼応するように、子ブタは恐ろしい姿に形を変え、家は悪夢のような禍々しい世界と化していく。
骨 Los Huesos
2023年、美術館建設に伴う調査で、ある映像が発掘された。それは、少女が人間の死体を使って謎の儀式を行っているものであった。1901年に制作された、作者不明の世界初のストップモーション・アニメ(という設定)の短編作品。
『オオカミの家』2018年/チリ/スペイン語・ドイツ語/74分/1.50:1
原題:La Casa Lobo/英題:The Wolf House/字幕翻訳:草刈かおり
声の出演:アマリア・カッサイ(マリア、アナ、ペドロ)、ライナー・クラウゼ(オオカミ)
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
脚本:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン、アレハンドラ・モファット
撮影:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン
美術:ナタリア・へイセ、ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン
アニメーション:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン
音響デザイン:クラウディオ・バルガス
イメージ・ポストプロダクション:カルロス・バスキス、ナイルズ・アタラー、クリストバル・レオン
音と音楽の実験:クラウディオ・バルガス、クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
製作総指揮:カタリナ・ベルガラ、ナイルズ・アタラー
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【併映短編】『骨』2021年/チリ/スペイン語/14分/モノクロ/スタンダード/ステレオ 原題:Los Huesos/英題:The Bones/字幕翻訳:草刈かおり
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
脚本:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
撮影:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ、ナイルズ・アタラー
音楽:ティム・フェイン
美術:ナタリア・へイセ、クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
アニメーション:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
編集:ホアキン・コシーニャ
VFX:クリストバル・レオン
製作総指揮:アリ・アスター、アダム・バターフィールド、ルーカス・エンゲル