ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ
© Chip Baker Films/ Dudeski Ltd.

ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ

上映スケジュール

2023/6/9(金)〜6/22(木)

6/9 (金)〜6/11(日)16:30-(18:01終)
6/12(月)〜6/15(木)14:30-(16:01終)
6/16(金)〜6/22(木)11:45-(13:40終)*『シド:ザ・ファイナル・カーテン』併映

料金

通常料金設定

6/16(金)〜6/22(木)は『シド:ザ・ファイナル・カーテン』(22分)を併映
★『シド:ザ・ファイナル・カーテン』併映週にご来場特典ポストカードプレゼント(先着順、なくなり次第終了)

公式サイト

 


 

音楽のムーブメントには、必ず発祥の地がある。
ソウル・ミュージックがポピュラーになったのは1960年代のデトロイトであるし、
ヒッピーとヘッド・ミュージックは、スピリチュアルの総本山サンフランシスコを中心とした西海岸で進化をとげた。パンクという名で知られるようになった音楽のルーツはニューヨーク、特にダウンタウンのナイトクラブ「マクシズ・カンザス・シティ」にあると、断言してもいいだろう。

ルー・リードは、ロックンロールのリリックスへの新たなアプローチを打ち出し、70年代冒頭にマクシズのハウスバンドのような存在となる“ヴェルヴェット・アンダーグラウンド”でそれを結実させた。同時代に登場した“ニューヨーク・ドールズ”もまた重要な意味を持つバンドで、マーサ・アーツセンター崩壊後は彼らもマクシズを拠点とした。

アメリカのとある一角で、ヴェルヴェッツとドールズがパンクの道を切り開いた。
それを可能にしたのがこの、パークアヴェニューサウスにあるマクシズ・カンザス・シティである。ここで生まれたムーブメントは後に続くポピュラー音楽の波に変化を与え、そして今もなお、影響を与え続けている。

これはパンクが生まれた物語であり、それを生み出したナイトクラブの物語である。

ジミ・ラルミア

 


 


 
 

2022年/スペイン/英語/89分
原題:Nightclubbing: The Birth of Punk Rock in NYC

監督:ダニー・ガルシア『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』
          『Sad Vacation ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』

出演:

アリス・クーパー
ジェーン・カウンティ(ウェイン・カウンティ)
ビリー・アイドル
シルヴェイン・シルヴェイン New York Dolls
ルビー・リン・レイナー Ruby & The Rednecks
エリオット・マーフィー
アラン・ヴェガ Suiside
スティーヴ・スティーヴンス
ペニー・アーケード
ジミー・ゼロ The Dead Boys
レニー・ケイ Patti Smith Group
ハーレイ・フラナガン Cro-Mags / Stimulators
ニック・マーデン Stimulators
デニース・マルセデス Stimulators
フランク・インファンテ Blondie
ジェイ・ジェイ・フレンチ Twisted Sister
フィル・カイヴァーノ Monster Magnet / Shrapnel
ソニー・ヴィンセント Testors
ブライアン・セッツァー Stray Cats
シンシア・ロス The “B” Girls
ジェシー・マリン D Generation / Heart Attack
ドクター・ノウ Bad Brains
H.R. Bad Brains
ミッキー・リー Mutated Music / The Rattlers
ジョン・ホルムストロム Punk Magagine
ボブ・グルーエン
マーティ・ソウ
ピーター・クローリー
ジミ・ラルミア

and more

★本作に登場する主な人物

アンディ・ウォーホル
ジェーン・フォンダ
ルー・リード
ジョージ・ハリスン
パティ・スミス
デヴィッド・ボウイ
シド・ヴィシャス
ナンシー・スパンゲン
ジョニー・サンダース
ブルース・スプリングスティーン

ヴェルヴェットアンダーグラウンド
ニューヨーク・ドールズ
ブロンディ
ラモーンズ
トーキング・ヘッズ
テレビジョン
ハートブレーカーズ
クランプス
ウェイン・カウンティ
バックストリート・ボーイズ
デッドボーイズ

ミッキー・ラスキン(マクシズ・カンザス・シティ創業者)
トミー・ディーンとその妻ローラ(マクシズ・カンザス・シティ2代目オーナー)

ほか

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【2週目併映短編】
『シド ザ・ファイナル・カーテン』
2022年/スペイン/22分
原題:Sid: The Final Curtain

センセーショナルなムーブメントを起こした「セックス・ピストルズ」のベーシスト、シド・ビシャスは、危険なパンクアイコンとして、また恋人ナンシー・スパンゲンとの破滅的な恋愛模様でも知られ、1979年2月2日に21歳の若さでこの世を去った。そんな彼のラストライブとなったのが、1978年9月30日のマクシズ・カンザス・シティでのステージだった。その時のライブシーンを収めた貴重な映像を中心に、関係者のインタビューを交え、シド・ビシャスの生きざまに迫る。