高橋洋監督特集2023 ★『ザ・ミソジニー』京都公開記念

上映スケジュール

2023/3/3(金)〜3/16(木)

料金

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高橋洋監督『ザ・ミソジニー』の京都公開を記念し、高橋監督の作家的エッセンスをあらわす貴重な短編・中編作品の特集、そして脚本家として書き上げた狂気の傑作を上映!

高橋洋監督特集【A】

『夜は千の目を持つ』1984年/40分
『ハーケンクロイツの男』1986年/30分
『アメリカ刑事』2002年/10分
計:80分
上映:3/3(金),3/5(日),3/7(火),3/9(木)17:50-(19:15終)

高橋洋監督特集【B】

『旧支配者のキャロル』2012年/48分
『画廊』2017年/8分
『宇宙の裏返し』2019年/24分
計:80分
上映:3/4(土)14:15-(15:40終)、 3/6(月),3/8(水)17:50-(19:15終)

インフェルノ 蹂躙

1997年/日本/84分/© 日活/北川篤也監督/高橋洋脚本
上映:3/10(金)〜3/16(木)連日 19:45-(21:12終)

 


 

作 品 紹 介

 


 

高橋洋監督特集【A】

夜は千の眼を持つ

1984年/40分 監督・脚本:高橋洋 出演:西山洋市
高橋洋監督が早大シネマ研究会に所属していたころに発表した伝説の8ミリ作品。黒沢清監督曰く「一人の狂人が撮ったとしか思えない」作品。高橋監督が当時取り憑かれた「ドクトル・マブゼ」シリーズの勝手な続編である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ハーケンクロイツの男

1986年/30分 監督・脚本:高橋洋 出演:高橋実 吉利治美
「オーソン・ウェルズの『ナチス追跡』は子供の頃から幾度も立ち返る基本的映画で、隠れ潜むナチやハンターたちへの憧れを無理やり練馬の島田元宅でやろうとした。グル・ダットの『紙の花』に熱狂し、人物の動きをそっくり真似た場面もある。」(高橋洋)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アメリカ刑事

2002年/10分 監督・脚本:高橋洋 出演:浦井崇 宮田亜紀 大九明子
世界のアメリカ化を冷徹な眼差しで描く超低予算恐怖映画。ペキンパーさながらの殺戮を経て、椅子が軋むラストに至るその作劇に、見る者は過酷な現実を突きつけられ笑いが凍りつくだろう。
稲生平太郎氏曰く「傑作!」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


 

高橋洋監督特集【B】

旧支配者のキャロル

2012年/48分
映画美学校フィクション・コース第13期高等科コラボレーション作品
監督・脚本:高橋洋 撮影:山田達也 録音:臼井勝 音楽:長嶌寛幸
出演:松本若菜 中原翔子 津田寛治 本間玲音 伊藤洋三郎
ホラーから一転「真の人間ドラマ」に初めて挑んだ一作。映画学校の卒業制作の監督に選ばれたみゆき(松本若菜)。彼女は講師であり、憧れの女優、早川ナオミ(中原翔子)に出演を依頼する。監督という大役に熱が入るみゆき。だが、ナオミが科す試練はあまりに過酷だった。「現場では心にスタンガンを持て!」ナオミの言葉を反芻する現場にただならぬ緊張感が走る。プレッシャーと戦うみゆきは、クラスメイトで出演者でもある村井(津田寛治)に支えられながら撮影を続けるが、現場は熾烈を極めていく……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

画廊

2017年/8分
映画美学校脚本コース第6期高等科映像化演習作品
監督:高橋洋 脚本:平野未来 出演:古内啓子 高木公佑 浅田麻衣
絵が一枚も飾られていない画廊にさまよい込んだヒロイン。やがて暗がりに次々と投影されてゆくのは自分がかつて見た悪夢だった。悪夢の前で審問が開始される…。高橋洋が初めて他人の脚本で監督。映画美学校脚本コース第6期高等科映像化演習作品。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

宇宙の裏返し

2019年/24分 監督・脚本:高橋洋 出演:鰐淵恵美 釜口恵太 河野知美 湯川紋子 塩島清隆
『霊的ボリシェヴィキ』のクラウドファンディング特典として制作された短編。かつて入院先の病院で「宇宙の裏返し」と名付けた奇怪な絵画を描いた女は、そのせいで症状が悪化し、今は解放治療施設に転院していた。そこに以前の主治医、正木博士が訪ねて来るが…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


 

1週間特別上映

インフェルノ 蹂躙

1997年/84分 © 日活
監督:北川篤也 脚本:高橋洋 劇中画:新谷尚之、野田次美
出演:立原麻衣 嶋大輔 白石ひとみ 石丸謙二郎 若松武 由良よしこ
盗聴、盗撮、拉致、監禁……狂った男女が美しき姉妹を蹂躙する。その目的とは、そして“あの家”には一体何があるのか__高度に研ぎ澄まされた作劇が観る者を情け容赦なく襲う怪物的傑作。
現代に“追い剥ぎ”がいるとしたら、どんな奴らだろう? “身ぐるみ剥ぐ”ってどんなことをするだろう?シナリオの最後の一行は「こうして稀代の怪物カップルは滅びたのである」。そう書かないと終われないホンだった。書けたことにビックリした、『蛇の道』と並ぶ思入れ深い作品である。(高橋洋)
 
 
 
 
 
 

 


 

高橋洋監督最新作『ザ・ミソジニー』2/24(金)より出町座にてロードショー!