悪魔との契約、魂の代償──
11月に”死者の日”を迎えるエストニアのある秘められた寒村。そこでは世にも不可思議な「純愛」が契られようとしていた──。目も眩む美しいモノクロームの映像美でその甘美な悪夢を描いた、東欧ダーク・ラブストーリー。
月の雫の霜が降り始める雪待月の11月、「死者の日」を迎えるエストニアの寒村。戻ってきた死者は家族を訪ね、一緒に食事をしサウナに入る。精霊、人狼、疫病神が徘徊する中、貧しい村人たちは”使い魔クラット”を使役させ隣人から物を盗みながら、極寒の暗い冬をどう乗り切るか思い思いの行動をとる。農夫の娘リーナは村の青年ハンスに想いを寄せている。ハンスは領主のドイツ人男爵の娘に恋い焦がれる余り、森の中の十字路で悪魔と契約を結ぶ──。
2018年アカデミー賞外国語映画賞のエストニア代表作品
第10回京都ヒストリカ国際映画祭「ヒストリカワールド」部門出品作品
2018年アメリカ撮影監督協会スポットライト賞/2018年ファンタスポルト国際映画祭審査員特別賞・撮影賞/2018年エストニア映画・テレビ賞最優秀監督賞・女優賞・撮影賞・音楽賞・作曲賞・衣装賞・技巧賞/2018年イースト・ウエスト ゴールデン・アーチ国際映画祭最優秀監督賞受賞/2017年トライベッカ国際映画祭最優秀撮影監督賞/2017年ミンスク国際映画祭最優秀作品賞・作曲賞・撮影賞/2017年ニューメキシコ映画批評家協会最優秀脚本賞・編集賞・外国映画賞/2017年リガ国際映画祭最優秀監督賞/2017年タリン・ブラックナイト映画祭最優秀エストニア映画賞/2017年バージニア国際映画祭最優秀長編映画賞
2017年/ポーランド・オランダ・エストニア合作/115分
原題:November 日本語字幕:植田歩
提供:クレプスキュール フィルム/シネマ・サクセション 配給:クレプスキュール フィルム
監督・脚本:ライナー・サルネ
撮影:マート・タニエル
美術:ヤーグ・ルーメット、マティス・マエストゥ
編集:ヤロスラフ・カミンスキー
音楽:ジャカシェク
出演:レア・レスト、ヨルゲン・リイイク、ジェッテ・ローナ・ヘルマーニス、アルボ・ククマギ、ディーター・ラーザー