カンヌ映画祭2022で審査員賞に輝いた新作『MEMORIA メモリア』が話題のタイの天才、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品を特集!
南米コロンビアで撮影し、昨年のカンヌ映画祭で審査員賞に輝いた新作『MEMORIA メモリア』が話題のタイの天才、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督。
そんなアピチャッポン監督のこれまでの代表作をはじめとする諸作を特集上映いたします。
カンヌ映画祭パルムドールを受賞した傑作『ブンミおじさんの森』(2010)、「記憶」というテーマが最新作にも重なる傑作『光りの墓』(2015)の、故郷タイ時代の代表作2本。『ブンミおじさんの森』は、本特集のために新たに権利が購入され、初デジタル化での上映となります。また緊急特別上映として、「アピチャッポン本人が選ぶ短編集」がラインナップされました。スクリーンで、アピチャッポン監督の誘いにより、タイの森に棲む祖先と精霊との交わりを全身でご体験ください。
ブンミおじさんの森
2010年/35mm→DCP/114分/英題:UNCLE BOONMEE WHO CAN RECALL HIS PAST LIVES
カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞
「僕達はいつも映画にサプライズを求めている。この映画は多くの人々に、まさにそのサプライズをもたらした。」ティム・バートン(2010年度カンヌ国際映画祭審査委員長)
森や丘を前にすると 動物や他のものだった わたしの前世が現れる
セーン・アルン寺の僧 プラ・シリヤッティヴェティー著「前世を思い出せる男」より着想を得たアピチャッポン監督がタイ東北部のある村を舞台に描く、幽霊と精霊と動物と森との共生、そして前世の思い出。
光りの墓
2015年/DCP/122分/英題:CEMETERY OF SPRENDOUR
カンヌ国際映画祭〈ある視点〉部門出品
映像、サウンド、色彩設計、あらゆる面において、アピチャッポンの天才の進化を感じさせる作品
タイの社会状況を透徹しながら、語り口はあくまでもユーモアと優しさに溢れている。タイ東北部。かつて学校だった病院。“眠り病”の男たちがベッドで眠っている。病院を訪れた女性ジェンは、面会者のいない“眠り病”の青年の世話を見はじめ、眠る男たちの魂と交信する特殊な力を持つ若い女性ケンと知り合う。そして、病院のある場所が、はるか昔に王様の墓だったと知り、眠り病に関係があると気づく。青年はやがて目を覚ます。
当初予定しておりました『世紀の光』上映はキャンセルとなりました。
以下、配給会社からのご案内です。
この度、アピチャッポン監督と協議の上、『世紀の光』の上映を中止することとなりました。
権利元から日本の配給会社に、適切な劇場用上映素材が提供されていなかったことがわかったためです。
お客様には大変ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありません。2022年3月26日 配給会社ムヴィオラ
【続報・番組差し替え】
この度アピチャッポン監督と協議の上、〈アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2022〉にて『世紀の光』の上映を中止することとなりましたが、監督のご厚意により、その代替番組として「アピチャッポン本人が選ぶ短編集」の特別上映が決定しました。監督の全体像を見る上でも重要な作品群で貴重な上映機会となりますので、ぜひご来場ください。
「アピチャッポン本人が選ぶ短編集」詳細はこちら
ティルダ・スウィントンを主演に迎えた
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督最新作
カンヌ映画祭2022 審査員賞 受賞作品
『MEMORIA メモリア』
3/4(金)より絶賛ロードショー!
地球の核(コア)から私に届いたその“音”とは一体何なのか?