環境破壊により死に至る病に侵される世界で自死に駆られる若者の肖像。
ブレッソンによる“シネマトグラフ”の到達点!
1977年製作の『たぶん悪魔が』は、環境破壊が進み社会通念が激変しつつある中で、
当時のニュース映像などを挟みながらひとりの若者の死を見つめる終末論的な作品。
第27回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞)を受賞。
『湖のランスロ』『たぶん悪魔が』と同時に日本初劇場公開!
第27回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した1974年製作の『湖のランスロ』
ブレッソンが長年映画化を夢見ていた企画で、中世のアーサー(アルテュス)王伝説に
登場する王妃グニエーヴルと円卓の騎士ランスロの不義の恋を中心に、
騎士道精神が崩壊していく様を現代的視点で描いた時代劇。
ロベール・ブレッソン2作一挙日本初劇場公開!4/22-『たぶん悪魔が』 5/6-『湖のランスロ』
加えて『やさしい女』国内上映権切れ直前限定上映!4/15-4/21
原題:Le Diable probablement
1977年/フランス/カラー/ヴィスタ/97分
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
監督・脚本・台詞:ロベール・ブレッソン
撮影:パスクァリーノ・デ・サンティス
出演:アントワーヌ・モニエ、ティナ・イリサリ、アンリ・ド・モーブラン、レティシア・カルカノ