害虫【『麻希のいる世界』公開記念リバイバル上映】
© 2002 日活・TBS・ソニーPCL

害虫【『麻希のいる世界』公開記念リバイバル上映】

上映スケジュール

2022/3/11(金)〜3/17(木)

3/11(金)〜3/17(木)15:35-(17:10終)
*3/17で終映

料金

通常料金設定

公式サイト

あらゆる悪徳こそが 人間的存在の本質であり
善とはただ かろうじて悪ではない状態に過ぎないのだと
考えるならば およそこの世で最も真実らしくないものを__


塩田監督最新作『麻希のいる世界』公開記念
『月光の囁き』『害虫』奇跡のリバイバル上映!

 

 


 

2001年ヴェネチア映画祭現代映画コンペティション部門
(現・オリゾンティ部門)正式出品作品
2001年ナント三大陸映画祭コンペティション部門審査員特別賞・主演女優賞(宮崎あおい)受賞

誰も止められない。剥き身のまま加速する、少女の疾走___

サチ子は中学1年生、13才。しかし、母親の自殺未遂や、小学校6年生のとき、担任教師・緒方と淡い恋を交わした過去がさまざまな噂話となって、クラスメートたちとなじめない。そんな彼女が唯一心を許せるのが、学校を離れ、町で気ままに暮らす若者たちとささいな悪事をして過ごすときだった。クラスメートの夏子は、そんなサチ子を何とかして再び学校に引き戻そうと努力する。再び学校に通い始めるサチ子。しかし、彼女の居場所はやはりどこにもなかった。彼女が下した選択、それはかつての恋の相手・緒方に会いに行くことだったー。

『月光の囁き』『どこまでもいこう』で華々しいデビューを果たした塩田監督3作目の劇場公開作は、不安と孤独に疼く少女の葛藤をクールに描き、反抗的で美しい作品として監督のフィルモグラフィーに刻まれる全く新しい青春映画となった。大人の目から見たステレオタイプな子供ではなく、多面性を持つ一人の人間として子供を描く手腕や、確かな演出力は前作以上に野心的なものとなり、観る者を圧倒する。また、ナンバーガールの向井秀徳が自ら撮影現場に足を運び作詞作曲した「I don’t Know」が、公開から20年を経た今なお強烈なインパクトを与え続けている。

 


 

 

『害虫』
2002年/日本/92分/カラー/DTS/ビスタサイズ/DCP/英題:“Harmful Insect”

出演:宮崎あおい、田辺誠一、沢木哲、天宮良、石川浩司(たま)、蒼井優、伊勢谷友介、りょう

監督:塩田明彦
音楽:ナンバーガール
劇中歌:「帰り道」(唄:櫛引彩香、作詞・作曲:草野正宗 編曲:高野寛)

製作総指揮:中村雅哉 企画:猿川直人、谷徳彦
プロデューサー:平野隆、平井健一郎、中村聡 ラインプロデューサー:山本章
脚本:清野弥生 
音楽プロデューサー:北原京子

撮影:喜久村徳章
照明:豊見山明長
録音:臼井勝
美術:磯見俊裕
編集:菅野善雄
助監督:西村和明
制作担当:黛威久

製作:日活株式会社+TBS+ソニーPCL株式会社
配給:日活株式会社 配給協力(リバイバル上映):シマフィルム