MOOSIC LAB 2017で発表され話題となり、海外映画祭での高い評価と
国内一般公開での観客からの絶大な支持を得た『少女邂逅』が
枝監督の新作短編『息をするように』と併映で再上映。
『息をするように』公開記念リバイバル上映決定!
枝優花監督が映し出す、女の子だけが知る残酷で美しい青春譚
いじめをきっかけに声が出なくなった小原ミユリ(保紫萌香)の唯一の友達は、山の中で拾った蚕。窮屈で息が詰まるような現実から、いつか誰かがやってきて救い出してくれる──と願うミユリだったが、いじめっ子の清水に蚕を捨てられてしまう。そんなある日、絶望したミユリの通う学校に「富田紬」という少女(モトーラ世理奈)が転校してくる───。
2017年当時若干24歳の枝優花監督が手がけた本作の原案は、14歳の頃の実体験。いじめによって“場面緘黙症”となり、声が出なくなってしまった監督自身の経験を軸に、蚕のように容姿も中身も変容する少女たちの残酷でありながら、まばゆい青春映画を完成させた。
主演にはミスiD2016グランプリに輝き、歌手・大森靖子にも存在感を絶賛された透明感抜群の美少女・保紫萌香(ほしもえか)。2021年には今泉力哉監督『街の上で』の好演も記憶に新しい彼女の瑞々しい魅力が本作には詰まっている。そしてファッション雑誌『装苑』の所属モデルで注目を集めたモトーラ世理奈も本作で俳優としての大きな一歩を刻み、2021年には諏訪敦彦監督『風の電話』の主演で世界的な評価を得た。音楽には「転校生」名義で活動していたミュージシャン・水本夏絵が参加。映画の儚げな雰囲気を拡張する音楽と、二人の確かな存在感が物語を引っ張っていく。
日本のみならず、台湾やアジア圏の少女たちに多大なる支持を受けた本作が、枝監督待望の新作『息をするように』と奇跡的なカップリング上映が実現!
★『息をするように』上映情報詳細は▶こちら◀
『少女邂逅』
2017年/日本/101分
監督・脚本:枝優花
撮影:平見優子
主題歌・劇中歌:水本夏絵
企画:直井卓俊(SPOTTED PRODUCTIONS)
出演:保紫萌香、モトーラ世理奈
土山茜、秋葉美希、近藤笑菜、齋木ひかる、里内伽奈、根矢涼香、杉山拓也、松澤匠、松浦祐也