奇想天外映画祭 2021

上映スケジュール

2021/12/17(金)〜

料金

一般:1500円
ほか通常料金設定

公式サイト

映画史の闇の中から忽然と現れた
快作・珍作・奇作・異作が今年もやってくる!

 


 

【LINEUP】

赤い唇

監督:ハリー・クーメル 音楽:フランソワ・ド・ルーベ
出演:デルフィーヌ・セイリグ、ダニエル・ウィメ、ジョン・カーレン、アンドレア・ラウ
1971年/ベルギー=フランス=ドイツ合作/カラー/100分 *日本初公開

舞台はベルギーの港町オステンドのホテル。宿泊した新婚夫婦が謎めいた優雅な伯爵夫人に出会ったことから引き込まれていく禁断の世界を奇妙で、奇想と恐怖、独特のエロテイシズム描写で、”『血とバラ』以来のアーティスティ ックな吸血鬼映画”(ニューヨーク・タイムズ)と評価された。。ヨーロッパでは怪奇幻想映画の巨匠として知られるハリー・クーメル監督の代表作で、ルイ・マルなどはその独自の耽美的映像力を高評価。主人公エリザベート伯爵夫人を演じるデルフィーヌ・セイリグの銀色に輝く美貌とエレガントで霊感に満ちたミステリアスな妖しさに酔いしれる。
 
 
 
 


 

赤い影

監督:ニコラス・ローグ 撮影:アンソニー・リッチモンド
出演:ジュリー・クリスティ、ドナルド・サザーランド
1973年/イギリス=イタリア合作/カラー/110分

愛娘クリスティンを水難事故で亡くしたバクスター夫妻は仕事で訪れたヴェネツィアで老姉妹と邂逅する。盲目の妹ヘザーには霊感があり、赤いレインコートを着たクリスティンが夫のジョンの身が危ない、と警告していると告げたことから事態は予期せぬ方向に進んでいく…。“家族の悲劇から恐怖の悪夢へ”と。映像の魔術師ニコラス・ローグのカルト・サイコスリラーでイギリス映画人150人が選ぶ 〈イギリス映画ベスト100〉(Time Out London)の第一位に選出されている。
 
 
 
 


 

デッド・オブ・ナイト

監督:チャールズ・クライトン、ベイジル・ディアデン、アルベルト・カルバカンティ、ロバート・ハーメル
出演:マイケル・レッドグレーヴ、サリー・アン・ハウス、ベイジル・ラドフォー
1945年/イギリス/モノクロ/103分

イギリスの代表的な監督4人が演出した5話から成るホラーアンソロジーの古典。互いに見知らぬ人たちのグループが理由もわからぬないまま田舎のコテージに集められる。幻想と悪夢が支配する中、一人ずつ自らの恐怖の体験を語り始める……。うち2つの物語“鏡の話”と“腹話術士”の物語が傑出している。未だ色褪せない影響力を持つこのホラー古典はスコセッシが選ぶ“映画史上最も怖い11作品”の5位に選出されている。
 
 
 
 


 

恐怖の足跡

監督・製作:ハーク・ハーヴェイ
出演:キャンディス・ヒリゴス、フランシス・フェイスト、シドニー・バーガー
1962年/アメリカ/モノクロ/78分

自動車事故で唯一生き残った主人公メアリーが体験する恐怖の白昼夢の不条理譚を大胆な手法で作り上げた怪奇幻想カルトホラー。原題タイトル、Carnival of Soul(魂のカーニバル)の如く、メアリーの揺れ動く魂が驚きの結末まで輪舞し、そして彷徨っている。3万ドルの制作費と3週間で製作されたこの映画はジョージ・A・ロメロ、デイヴィッド・リンチなど多くの監督に影響を与えたことで知られる。
 
 
 
 


 

銀河

監督:ルイス・ブニュエル
出演:ポール・フランクール、ローラン・テルジェフ、アラン・キュニー、ミシェル・ピコリ
1966年/フランス=イタリア合作/カラー/97分

スペインの聖地サンチャゴを目指す巡礼者ピエールとジャンのの前に現れる、死の天使、狂った司祭サド侯爵などの奇々怪々な人々。鬼才ブニュエルが神なき世界を風刺した渾身の奇怪作。娼婦マリア役で『赤い唇』のデルフィーヌ・セイリグが出演している。
 
 
 
 
 


 

アルチバルト・デラクルスの犯罪的人生

監督:ルイス・ブニュエル
出演:ミロスラバ、エルネスト・アロンソ、リタ・マセド、アンドレア・パルマ
1955年/メキシコ/モノクロ/86分

殺したい女を殺そうとするたびに失敗し、ところがその直後、その女は別の理由で死んでしまう。そして同様のことがまた起きる。偶然の積み重ねで、殺人犯になることのできない男アルチバルトはフラストレーション解消のためにマネキンに火をつけるのだが…。ブニュエルのメキシコ時代の作品の中でも“最も愛すべき作品”として語りつがれてきた快作。
 
 
 
 


 

アントニオ・ダス・モルテス

監督:グラウベル・ローシャ
出演:マウリシオ・ド・バッレ、ウーゴ・カルバナ
1969年/ブラジル/カラー/100分

灼熱のカオスと静けさの強烈なコントラスト。荒々しくも繊細な独特の奇想天外なスタイル。ブラジルの白熱の大地が生んだ狂気の作家グラウベル・ローシャが描いた壮大な伝説と神話の世界。ローシャ自身が“私にとって真に映画と言える最初の試み”と語った渾身の力作。1969年カンヌ国際映画祭監督賞・ルイス・ブニュエル賞受賞
 
 
 
 
 
 


 

黄色の部屋

監督:マルセル・レルビエ 原作:ガストン・ルルー
出演:ローラン・トゥータン、ユケット・デュプロ
1930年/フランス/モノクロ/100分

トーキー創世期のミステリー。“完全密室物”の古典として名高い原作を見事に映像化したレルビエの力量は高く評価された。
 
 
 
 
 
 


 

黒猫

監督:エドガー・G・ウルマー
出演:ボリス・カーロフ、ベラ・ルゴシ
1934年/アメリカ/モノクロ/65分

第一大戦後のハンガリーの小さな街を舞台にした怪奇ドラマ。ホラー映画の二大怪優カーロフ=ルゴシの初共演作として知られる怪奇作を撮ったのは低予算早撮り映画の天才エドガー・G・ウルマー。
 
 
 
 
 


 

呪いの家

監督:ルイス・アレン
出演:レイ・ミランド、ルース・ハッシー
1944年/アメリカ/モノクロ/99分

断崖の上に立つ邸宅が幽霊屋敷であることを承知で購入したリック兄弟。彼らは引っ越した日から奇妙で奇怪な出来事に遭遇する…。恐怖の対象として幽霊を初めて映画に登場させたホラー映画。チャールズ・ラングの撮影が素晴らしい。スコセッシの“ホラー映画11本”では3位にランクされている。
 
 
 
 

〈奇想天外映画祭20921 Bizarre Film Festival Vol.3〉

配給:アダンソニア/配給協力・宣伝:ブライトホース・フィルム
イラスト:スズキコージ/デザイン:渡辺純
字幕:林かんな(『赤い唇』『デッド・オブ・ナイト』『恐怖の足跡』『アルチバルト・デラクルスの犯罪的人生』)/協力:仙元浩平