1998年夏、タリバン支配下のカブール。若いズナイラとモフセンは愛し合っていた。
日常的な暴力と惨めな暮らしにも負けず、より良い未来に希望を持って生きていた。
ある日、ある愚かな行動によって、人生は取り返しのつかない方向へと進んでいく。
ヤスミナ・カドラの原作小説を独創的なプロセスでアニメーション映画化。
2021年、タリバンによるアフガニスタン占拠状況の緊迫が続く今、緊急上映。
まず、私たちが彼の地のことを知るために。
同日より『ブレッドウィナー』も緊急上映します。あわせてぜひ。
今回の本作上映について
本作は現在まで日本の配給会社が買い付けておらず
通常劇場での上映がしにくい状況にありますが、
アンスティチュ・フランセ日本の迅速な判断により上映が可能となりました。
この場を借りてお礼申し上げます。
現在のアフガン情勢の危険な状況が続くなか、
彼の地に生きる人々への想像力をわたしたちがより得ていくために
アフガンに生きる人々の希望を未来につなげていくために
本上映がその一助になれば本望です。出町座
The Swallows of Kabul
2019年/フランス・ルクセンブルグ・スイス/82分
監督:ザブー・ブレイトマン、エレア・ゴベー=メヴェレック
原作:ヤスミナ・カドラ
『カブールの燕たち』(香川由利子訳/早川書房/2007年)