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『セロ弾きのゴーシュ』に短編『この星の上に』を併映が決定!

日時2020.4.3()2020.4.23()

『セロ弾きのゴーシュ』に短編『この星の上に』を併映が決定!

【特集:ありがとう、高畑勲監督】で上映の『セロ弾きのゴーシュ』に、短編『この星の上に』の併映が決定しました。
『この星の上に』は『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の片渕須直監督の劇場用初監督作品で、動画や制作を『セロ弾きのゴーシュ』のオープロダクションが担当しました。
『セロ弾きのゴーシュ』の意匠を受け継ぐ作品として併映させて頂きます。貴重な上映機会ですので、ぜひ2作あわせてご鑑賞ください。

『この星の上に』Upon The Planet

1998年/日本/14分

製作:アニドウ・フィルム、オープロダクション
監督:片渕素直 脚本:翁妙子 アニメーション:南家こうじ

◆ZAGREB’98(ザグレブ国際アニメーション映画祭)入選
◆ESPINHO’98(ポルトガル国際アニメーション映画祭)入選
◆ANNECY’99(アヌシー国際アニメーション映画祭)特別上映
◆ANIMA MUNDI’99(ブラジル国際アニメーション映画祭)入選
◆SITGES’99(スペイン・シッチェス国際映画祭アニメーション部門ANIM’T)入選

声の出演:田中正彦、奥原千加、松谷彼哉、落合るみ、他 劇団 昴
音楽:坂田晃一 主題歌・唄:永井信子 音楽制作:森田亜希(トパーズ)

動画:OH!プロダクション セルワーク:エムアイ 撮影:スタジオコスモス
制作:日野れい子 編集:ジェイ・フィルム 効果:サウンド・リング
プロデューサー:なみきたかし
製作協力:オープロダクション、共同テレビジョン 制作・著作:アニドウ・フィルム
 

【あらすじ】
港町に住む多感な少女は、知り合いになった青年が旅立っていくことで広い世界への強い興味をおぼえる。海のむこうにはどんな世界がまっているのだろう?
ある日、青年がくれた手箱から年老いた精霊が登場し、少女の手を引いて不思議な空間の世界へ誘う。
そこは、南洋の漁師村であったり、山里の機織りの暮らし、疲れた都会の生活などなど数え切れない様々な命の営みがあった。そして、またある国は戦争のただ中に……。幼い兄弟が苦しむ戦いに悲しむ少女だが、また別な国では若いカップルの幸せな新生活に迷いを感じつつ、ほっとする。精霊はだんだんと若返り、最後に自分の生まれた森へと少女を案内し、若木となって少女と空へのびていく。
と、夢から覚めたように少女は自分の家にいる。しかし、テレビでみた戦争や身近にある機織り物を見たときに、けして夢ではなく現実にさまざまな問題を抱える世界があるのだと理解する。矛盾を覚えながら、元気に生きて行こうと歩き出す。