日時2018.12.9(日)
『ヴァンサンへの手紙』京都公開記念!上映&トークイベント開催!
出町座にて12/9(日)『ヴァンサンへの手紙』上映後にトークイベントを開催することが決定いたしました。映画『ヴァンサンへの手紙』を買い付けた牧原依里氏と、聴覚障害者と家族の支援、乳児院や児童養護施設での心のケアに取り組んでこられた河﨑佳子先生が登壇します。
『ヴァンサンへの手紙』はレティシア・カートン監督からヴァンサンに宛てたビデオレターでもありますが、親と子の関わりにフォーカスされた映画でもあるといっても過言ではありません。様々なろう者・難聴者当事者とその家族の支援に携わって来た河﨑先生はこの映画をどう捉えたのか。本作品を通して、手話と手話をめぐる人間、家族をテーマに語っていただく予定です。皆さまのご来館をお待ちしております。
日 時:2018年12月9日(日)14:20の回上映後(イベント終了は17:20頃の予定です)
ゲスト:牧原依里(聾の鳥プロダクション)・河﨑佳子(神戸大学発達科学部教授)
会 場:出町座 ギャラリースペース
アクセス:出町柳駅(京阪 叡山電鉄始発駅)徒歩5分 /今出川駅(京都市営地下鉄)徒歩10分
*イベントご参加予約あります。詳しくは下記ご参照下さい。
*12/9(日)は保育サービスも行います。トーク会場で保育スタッフがお子様をお預かりすることが可能です。上映中15:30頃からお預かりできます。お入り用の方は以下のフォームよりご予約ください。
トークイベント受付フォーム▶ https://goo.gl/forms/cxilHtUMpGYljgcx2
保育サービス受付フォーム▶ https://goo.gl/forms/9gKrbZCEV8QTa9Yc2
【ゲストプロフィール】
牧原依里(まきはらえり)
横浜市育ち。聾の鳥プロダクション代表。ろう者の“音楽”をテーマにしたアート・ドキュメンタリー映画『LISTEN リッスン』(2016)を雫境(DAKEI)と共同監督。既存の映画が聴者による〈聴文化〉における受容を前提としていることから、ろう者当事者としての〈ろう文化〉の視点から 問い返す映画表現を実践。ほかに東京国際ろう映画祭代表、異言語Lab.プロジェクトマネージャー 等。今回、映画『ヴァンサンへの手紙』を買い付ける。
河﨑佳子(かわさきよしこ)
京都大学大学院教育学研究科博士課程修了、佛教大学「心理クリニックセンター」勤務、佛教大学 教育学部助教授、京都女子大学現代社会学部教授を経て、2010年より神戸大学発達科学部教授。 専門は臨床心理学。教育学博士、臨床心理士。乳幼児期を中心とする発達,親-乳幼児心理療法(母子臨床)を主な関心領域としている。1990年の手話との出会いをきっかけに、聴覚障害者を対象とする心理臨床に取り組んできた。2000年秋から1年間、ニューヨーク・レキシントンろう学校にて研修。帰国後は、聴覚スクリーニング検査後の早期支援、軽・中等度難聴児・者への支援にも関心を寄せて活動を続け、ろう学校(聴覚特別支援学校)における心的支援にも携わってきた。近年は、聴覚に障害をもつ子どもたちとその家族を対象に「手話のあふれる早期支援」に取り組んでいる。
【河﨑さんの主な著作】
『きこえない子の心・ことば・家族』(明石書店)、『聴覚障害者の心理臨床』『聴覚障害の心理臨床2』(共に共著,日本評論社)、『手話による心の発達と通訳者の健康』(文理閣)「静 かな叫び-不就学ろう青年とかかわり続けた9年間」(『発達81』ミネルヴァ書房)