日時2018.11.10(土)
トークイベント 〜映画の新しい時代を迎えて〜
出町座では常に、その時、最も観たい/観てほしい作品を積極的に編成しています。そのなかでも、日本の中小規模作品群(インディペンデントと呼ばれる)には、今を生きる私たちと現在進行系でダイレクトに接続し、またこの先の未来像を形成していくであろう作品や作家が蠢いています。その未来は単純に明るいわけではなく、そうした中小規模の作品に触れる観客の減少、作品本数の多寡による消化不良などが年々積み重なり、本来評価されるべきものがその全体の物量に紛れてしまうといったことが多々起こっています。そうした状況に危機感を抱いた関西の単館劇場支配人が集って立ち上げた「次世代映画ショーケース」は、劇場の視座から、優れた作品と観客との結びつきを今一度取り戻そうとする活動をはじめました。今回はその一環として、現在のインディペンデント映画(と呼ばれる)状況について、全体的な映画状況、特に日本のインディペンデント系映画の特筆すべき作品、作家、潮流について俯瞰的に考察しようとするトークイベントです。ゲストに「『ハッピーアワー』論」などの映画批評家・三浦哲哉さんをお招きし、来るべき新たな映画のあり方について、考察したいと思います。また現在の映画をとりまく状況については、出町座支配人・田中がここ数年の上映現場で感じていることなどを交え、三浦さんと意見交換をしたいと思います。濱口竜介監督『寝ても覚めても』、三宅唱監督『きみの鳥はうたえる』などの重要作が世に放たれた今、我々(映画を上映し、観て、語る者)が立つ現在地の(多くの)困難と(一縷の)希望を明るみにしたいと思います。
ぜひ、ふるってご参加下さいませ。
登壇:三浦哲哉さん(映画批評家)
聞き手:田中誠一(出町座支配人)
日時:11/10(土)19:15開場/19:30開始(〜21:00終了予定)
会場:出町座3Fギャラリースペース
参加費:500円/予約受付あり/定員45名
▼プロフィール 三浦哲哉
青山学院大学文学部准教授。映画批評・研究、表象文化論。1976年郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)、『映画とは何か──フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)。共著に『ひきずる映画──ポスト・カタストロフ時代の想像力』(フィルムアート社、2011年)、『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(石岡良治との共編著、フィルムアート社、2018年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ──映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。『『ハッピーアワー』論』(羽鳥書店、2018年)を刊行し、また雑誌ユリイカ濱口竜介特集号(2018年9月)にて、『『ハッピーアワー』論』をさらに更新する取材や論考を寄せている。また、2011年に発足した映画上映&トークプロジェクトImage.Fukushima(イメージ福島)代表を務めるなど、映像を通じて現在をアクティブに捉える活動を行っている。
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★定員に達し次第、お申込み受付を終了させて頂きます。
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